PART 66(b)

 ディレクターの最後の言葉に知佳の表情が固まった。紐が解けている!? まさか・・・恐る恐る顔を下に向けての腰回りを見ると、蝶結びにしていたボトムの紐が左右両方とも解けていた。つまり今、知佳の下半身にはボトムの前と後が辛うじて秘裂と尻に貼り付いているだけだった。そして、2つのローターからの刺激に腰が細かく震える度に、上の方から徐々に剥がれている様子も見えた。

 「あ、いやっ・・・」
思わず小さな悲鳴を上げてしまった知佳は慌てて唇を噛んだ。しかしその声はマイクに乗って皆のインカムに聞こえてしまった筈だった。放送からは切り離されているのがせめてもの救いだった。
「分かりました・・・あと、何分くらいですか?」
知佳は喘ぎ声が漏れそうになるのを必死に堪えながら聞いた。お、お願い、早くして・・・

 『そうだな・・・中継が始まらなくても資料映像に切り替えればいいから・・・2、3分だけ、頑張ってくれ、知佳ちゃん。中谷さんもな』
ディレクターの淡々とした声が聞こえた。

 2,3分・・・それは、放送時間の枠と考えればほんの一瞬だったが、今の知佳にとってはあまりに遠く感じられた。布面積の少ない大胆なビキニで天井からぶら下げられたロープに掴まる形で宙吊りになり、しかも、ボトムの両サイドの紐はどちらも解けてしまっている。しかも、その秘裂と尻の穴にはローターが埋め込まれ意地悪に振動を続けている・・・ビキニが取れてしまったら・・・愛液が垂れてしまったら・・・ローターが落ちてしまったら・・・(い、いやよ、そんなの・・・ゆ、許して、お願い・・・)

 その間も、経験豊富な中谷アナの冷静な進行により、番組は特に問題なく放映され続けていた。緊急ニュースの内容は、アメリカでの大胆な経済政策を大統領自ら急遽発表することになったというもので、中谷アナは隣の席の経済部の記者とその内容を色々と想定し、それらが日本経済に与える影響などについて話し合っていた。大統領の会見が始まるか、アメリカ駐在の記者の用意ができるか、何らかの資料映像の用意ができれば、カメラは切り替えることができるが、それまでは1台しかないカメラで中谷アナ達を映し続けるしかなかった。そしてその中谷アナの前方真上には半裸の知佳が宙吊りになっていて、落ちてきたらカメラに映し出されてしまう状況だった。もし、その時にビキニが剥がれてしまっていたら・・・
(知佳ちゃん、もう少しだけ頑張って・・・)
中谷アナは冷静な口調でカメラに語りかけながら、ちらりと正面斜め上の知佳を見上げた。

 そして、緊急ニュースを伝える生放送のスタジオでは、もう一つの淫靡なショーが演じられていた。
 23歳の美女が面積の少ないビキニ姿で宙吊りにされて美しい肢体をスタジオの全員の視界に晒していた。そして両手はロープを掴んでいるため、小さな布に包まれた乳房と下半身までも隠しようもなく晒していた。その上、ボトムの両サイドを蝶結びにていていた紐が解け、少しずつ肌から剥がれてきていた。これ以上ないシーンに遭遇したギャラリーにとって、知佳の表情がまた見物だった。羞恥に顔を真っ赤に火照らせ、顔を小さく歪め、全身をぷるぷると震わせ、唇を半開きにして喘いでいるのだ。そして、支えもなくまっすぐに脚は下に伸ばされ、切なさそうに腰をくねくねと動かしていた・・・それはまるで、露出の快感に悶えているようにも見えた。もはや100人を超えたギャラリーのほとんどが番組とは無関係の者達だった。

 (週刊SJのヌードグラビアもすごかったけど、こっちの方がずっとスリルがあってエロティックだな)
(ああ、知佳ちゃんのあの顔、たまんないな。ベッドであんな顔されて悶えられたらたまんないな(笑))
(けど、まずいんじゃない、あれ。早くしないとお尻もあそこも丸出し!(笑))
(あのオッパイもでかくて白そうでエロいな。SJのと形そっくりじゃねえか?)
(どうせなら素っ裸で亀甲縛りで宙吊りにしたいな(笑))
スタジオのあちこちからひそひそ声が漏れ、露骨ににやにやして知佳の肢体を見上げる者が増えていた。

 ギャラリー達が淫靡な期待を持ちながら下半身に好奇の視線を集中しているのを感じ、知佳は恥辱に震えた。ひどい、みんな、期待している・・・私がここで裸になることを・・・
 ただ、今の知佳はそんなこをを気にしている余裕はほとんどなかった。休みなく振動を続ける二つのローターが容赦なく官能を高め続けていたのだ。もし振動をもっと強くされたら・・・だ、だめ、感じちゃだめ・・・その威力を何度も経験させられている知佳は、最悪の事態を想像して目の前がくらくらしていた。早く、早く下ろして・・・知佳は眼をつぶり、目の前のロープに両手でしがみついていた。

 知佳の思いとは裏腹に、時間はまだ一分も経っていなかった。そしてその間にもビキニのボトムは徐々に肌から離れ続けてお尻の膨らみの裾野が露わになり、さらにお尻の溝までもが見えそうになっていた。
『知佳ちゃん、怖いかもしれないけどもう少し頑張って・・・ビキニの下、ちょっともうまずいよ。手で隠したら?』
インカムからディレクターの声が聞こえた。

 「え・・・あっ! い、いやっ!」
その言葉に慌てた知佳は眼を開けて下を見て悲鳴を上げた。ビキニが大きく捲れた後ろ側はお尻が半分露出していた。知佳はロープから左手を離して下ろし、ビキニを戻そうとしたが、バランスを崩した身体が前後に揺れたために、逆にビキニの後ろがぺろんと大きく捲れ、知佳のお尻のほとんどが剥き出しになってしまった。
(・・・!? う、うそっ! い、いやあっ)
衆人環視の中、空中でお尻を公開することになってしまった知佳は慌てて手で尻を覆ったが、それはもはや手遅れだった。おおっ、という声にならないどよめきが知佳にははっきりと感じられた。それに、知佳のふっくらとした尻は、小さな片手だけではとても隠しきることができず、真ん中の溝以外の部分はほとんど皆の視線に晒されたままだった。

 そして、羞恥地獄はこれで終わりではなかった。ディレクターの声が新たな危機を知佳に伝えた。
『知佳ちゃん、前、前!』
知佳がお尻に気を取られて必死に左手で押さえている間、今度はビキニの前の部分が剥がれ、恥毛が上の方から露わになろうとしていた。

 (・・・っ!)
知佳の紅潮した顔に一瞬、鳥肌が立った。生放送中のテレビカメラの真上で女性として最も見られたくない部分が丸出しになってしまう・・・何かの弾みで映されてしまったら・・・い、いやあ! また、にやにやして下から自分の股間を見つめるギャラリーの数々の顔が見え、知佳は理性を失いかけた。ロープを握っていた右手を離し、前に下ろした。すぐに戻して、またロープを握ればいいのよ、バランスに気を付ければ・・・

 しかしそれは、あまりにも無謀な判断だった。ウエストに括り付けられたロープだけで上に引っ張られた状態で、左手で尻を隠し、右手を前に下ろす・・・その瞬間、知佳の上半身はゆっくりとロープから離れ、ロープに引っ張られたウエストベルトを中心に円を描くように反転していった。

 「あ、あ、いやっ」
小さく悲鳴を上げた知佳は、右手を戻してロープを掴もうとしたが後の祭りだった。予想外の動きに身体が反応することはできず、知佳の身体はそのまま回り続け、ついにはきれいに逆さになってしまった。その勢いに両手も下へ投げ出され、逆さ吊りの知佳は下に向けて万歳をする格好になってしまった。唯一救いだったのは、捲れていたビキニのボトムが知佳の股間にきれいにかかり、尻と股間の大部分が覆われたことだけだった。

 次の瞬間、誰もが予想していなかったことが起こった。知佳が勢いよく逆さ吊りになった反動で乳房がぶるんと震え、その弾みでビキニのトップが下側、即ち逆さになっている知佳の顔の方に捲れてしまった。その結果、知佳の美しいバストはその全容をギャラリーの視界に晒されることになってしまった。さらにそのビキニはその勢いで紐が解けてしまい、知佳の身体を離れてひらひらと下に落ちてしまった。あっという間に知佳は、完全に裸になった上半身をギャラリーの前で披露することになった。
(い、いやあっ!!)
知佳は内心で絶叫したが、あまりの羞恥と二穴の中からの快感責めに、身体に十分な力が入らなくなっていた。もはや手で身体を隠すこともできなかった。

 「・・・えー、失礼いたしました。ただ今、画面が一瞬途切れてしまったようですね、申し訳ございません・・・それでは、緊急ニュースの続きですが・・・」
緊迫したスタジオの中で、中谷アナの淡々とした声が響いた。(知佳ちゃん、大丈夫よ、今のは映ってはないからね・・・もう少し、頑張って。)いつも可愛がっていた知佳のあまりに恥ずかしい姿を眼前にしながら、中谷アナは祈るような視線を送った。

 しかし今の知佳に同情的なのは彼女を含むほんの数人でしかなかった。野次馬のように集まってきたギャラリーはほとんどが宙を見上げ、そのあまりにも刺激的なショーを遠慮なく堪能していた。
 ギャラリーがそうなるのも無理はなかった。もはやビジネスマンで知らない者はいない一流商社の美人社員がほぼ全裸に近い格好て空中逆さ吊りになっているのだ。先ほどまでは辛うじてビキニが貼り付いていたが、今ではトップが取れて美しい乳房が丸出しになり、ボトムも紐が解け、逆さになった股間の上にちょこんと置かれているような状態だ。そしてウエストと太股に巻き付いた黒いリングがSMのような雰囲気を醸し出し、知佳の生白い肢体が被虐美に映えているように見えた。さらに勢いよく反転した反動でロープがよじれて回り、知佳は身体の前と後ろを交互にギャラリーに晒すことになっていた。上下左右に弾む白い乳房とぷるぷると震えるふっくらとしたお尻、股間に乗ったビキニが震える度にちらちら見える淡い恥毛・・・この光景を眼前にして興奮しない男など存在するとは思えなかった。それに加え、顔を燃えそうな程に紅潮させて恥辱に喘ぐ美女の表情がまた堪らなかった。

 (あ、う、うそっ、い、いやあ、こんなの・・・見ないで! 見ないでぇ・・・)
逆さ吊りになった知佳は内心でパニックに陥りそうになるのを必死に耐えていた。若い女性にとって丸出しの乳房を大勢の男達に鑑賞され放題になるなんて、死ぬほど辛い恥辱だった。それに、女性として最も見られたくない部分には、一枚の布と化した白いビキニが乗っているだけで、何かの弾みに落ちてしまったら全てが衆人環視の中で公開されてしまう・・・今の知佳にできるのは、恥辱を堪えて脚をぴったりと閉じ、ビキニを太股で挟み込むことだけだった。
(お、お願い、早く、早く下ろして・・・)
知佳は二穴のローターからの刺激に目の前がぼうっとするのを感じながらも、身体を動かさずに耐え、ロープの回転が収まるのを待った。

 『うわ、知佳ちゃん、すごい格好になっちゃったねえ。きれいなオッパイ丸出し! アソコの毛もちょっと見えちゃってるよ(笑)』
耳元のインカムから聞き覚えのある男の声が聞こえた。
『どうせならもっとサービスしてあげなよ・・・そうだな、腰をいやらしく動かしたりグラインドしたりして挑発してみなよ。』

 「あ、あんっ、くぅ・・・」
男の言葉が終わると同時に、秘裂と尻の穴に埋め込まれたローターの振動が強くなるのを感じ、知佳は身体を思わずビクンと震わせ、小さく喘ぎ声を漏らしてしまった。そ、そんな、ひどい・・・しかし知佳は、固く太股を閉じているために、中のローターからの刺激をより強く感じてしまうという悪循環に陥っていた。そして快感の波状攻撃に耐えられなくなり、ついに腰がクネクネと震え始めてしまった。あ、あ、嘘っ、駄目ぇ・・・

 『知佳ちゃん、ビキニが落ちちゃうからあまり動かない方がいいよ。あと2分で準備できるから、もう少しだけ頑張って。』
今度はディレクターの声がインカムから聞こえた。

 しかしあと2分、というのは今の知佳にとって永遠にも近い時間だった。ほぼ全裸の姿で逆さ吊りにされてギャラリーに乳房を見つめられ、さらに秘裂と尻の穴の奥に咥えたローターで責められているのだ・・・このままあと2分も責められたらイってしまう・・・知佳はもはや平静を装うことは不可能になり、眼を固くつぶって唇を噛みしめ、快感の波状攻撃に耐えていた。しかし二つのローターの振動は意地悪く強弱を付けられて知佳を責め立て、固く閉じていた唇はすぐに半開きになって熱い吐息を吐き、腰はさらに色っぽくグラインドを始めてしまっていた。さらに、形の良い乳房がぷるぷると震え、股間に乗った白い布がひらひらとひらめいて尻の溝と恥毛をちらちらと見せる・・・それは知佳が想像するよりも、遙かに卑猥で淫靡なショーを演じることになっていた。

 そして知佳が30秒程じっくりと恥辱ショーを披露させられた後、さらなる悲劇が知佳を襲った。もともと知佳のサイズよりも少し大きかったハーネスが、逆さ吊りでの連続した振動に耐えきれず、ウエストベルトが少しずつ上方へ、すなわち逆さになっている知佳の太股の方へ移動を開始してしまったのだ。それは最初は数ミリずつの僅かな動きだったが、知佳の腰骨を超えると一気に5センチほどぐっと動いた。そしてウエストベルトは知佳の股間に辛うじて乗っていたビキニを巻き込み、引き剥がし始めた。

 あ、駄目っ、という知佳の掠れた悲鳴、ギャラリーの声にならない歓喜がスタジオの中の淫靡な雰囲気を一気に盛り上げた。知佳はウエストベルトが腰から脱げてしまうのを防ごうと、太股を開いて抵抗しようとしたが、それは露わになった股間をくねくねとしながら見せつけるだけの効果しかもたらさなかった。そしてその数秒後、ウエストベルトはすっぽりと足から抜けてしまった。即ち、知佳が下半身に着けていた、ハーネスのウエストベルト、レッグループ、ビキニのボトムは全て知佳の身体から離れてしまい、知佳は全裸にシューズとソックスだけの姿を晒しながら床のマットに向けて落下していった。


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