PART 74(b)

 「ひ、ひぃぃっ、い、い、いやあっっ!」
あろうことか、一流ホテルのパーティ会場で胴上げされたままで素っ裸にされ、知佳は身も世もなく悲鳴を上げた。身体を隠そうにも、何度も身体を宙に上げられていては無理だった。そして、下に落ちる度に乳房と尻と太股と秘部を直に触られるのだ、中には、秘裂の中に手を差し入れようとする者もいた。
「た、助けてっ、お願い、誰かあっ!」
知佳は救いを求めてあちこちに視線を向けたが、ウエイター達は視線を落とし、社長や部長達は笑いながら自分を見ていた。もちろん、元M物産の連中は再度の知佳の痴態を楽しそうに眺めていた。そして、S物産の女子社員達は呆れたような軽蔑したような顔で、全裸で宙に舞う自分の姿を見ていた・・・それに加え、あちこちでシャッター音がして、フラッシュを浴びせられた・・・どうすることもできない知佳は、頭の中が真っ白になるのを感じていた。

 「おい、知佳ちゃん、すっげぇ濡れてるぞ!」
一人の男の野卑な叫びが、知佳の意識を戻した。
「お、ほんとだ・・・太股まで垂れて来てるぞ!(笑)」
きゃあっ、嘘でしょ、信じられないっ、もうやっだあ、と嘲笑する女子社員の嬌声が続いた。

 「あ、う、嘘ですっ! ち、違いますっ! あ、あぅぅ!」
知佳は誰にともなく必死に叫んだ。まさか、こんなところで素っ裸にされ、男達に胴上げされて感じているなんて、認められる筈がなかった。
「お、お願いです、もう下ろしてください! さ、さんぷんっ、経ちましたよねっ、あ、あ、あっ」
知佳はそう言いながら、最後に喘ぎ声をあげて身体をびくんびくんと震わせた。あろうことか、クリトリスをまともに摘ままれ、次の瞬間、秘裂に指を挿入されたのだ。

 「おいおい、営業として嘘はいけないぞ、麻倉くん?」
遠くから楽しげな藤堂の声が聞こえた。
「仕方ないな、おいみんな、麻倉くんが嘘を言えないようにしてやってくれよ。」

 「そ、そんなっ、も、もうやめて、くださいっ、お願い」
知佳は顔を引きつらせ、必死に藤堂の方を見て懇願した。彼の言葉が何を意味しているか、知佳には分かってしまったのだ。そんな、ひどい、ここで、皆の前でなんて・・・
「あ、あぅぅっ、い、いやっ、やめてぇ、お願い・・・あ、あ、あんんっ・・・あっあっあっ・・・あぁぁっっ・・・」
知佳は嫌らしい手から逃れようと身体をくねらせたが、それは別の手に自分の身体を擦り付けることと同じだった。逃げても逃げても違う手に性感帯を責められ続ける・・・逃れようのない恥辱の蟻地獄に嵌まった知佳の裸身は、うっすらと全身に汗を掻き、天井からの光を淫靡に反射するようになっていた。

 「あーあ、これじゃあS物産の男子社員のイメージぶち壊しねえ。」
スーツ姿の集団にまとわりつかれて破廉恥な声を上げ続ける先輩社員を眺めながら、綾子が呆れたように笑った。そして片手に持った赤ワインを美味しそうに一口飲んだ。
「だけど、嬉しいでしょうね。まさか入社初日にこんなサービスしてくれるなんてね。」

 「ふふ、本当ね、みんな目を血走らせてポジション争いしてるもんね。そんなに触りたいのかなあ、先輩のオッパイとアソコ!(笑)」
恭子がチーズを口に放り込みながら呟いた。
「だけどなんか、すっごいスケベな図よね。黒いスーツの集団の上で跳びはねてクネクネしてる白い裸・・・そうだ、『白魚の踊り食いショー』って名付けて特技に追加しよっか?」

 「あはは、それ最高! 今度女将に言って、先輩の裏名刺に追加してもらおうよ。」
知佳と同期の内山が後ろから会話に入ってきた。
「それにしても、知佳ちゃんって、オリジナルの芸が多いよな・・・尺取り虫、レインボー、人間自動ティーアップ、ぞうさんパター、人間ゴルフホール・・・で、白魚の踊り食い、かあ・・・マットプレイとか壷洗いとかフェラとかシックスナインとか、普通のソーププレイが霞んじゃうなあ・・・」
あはは、内山さん記憶力良過ぎ、意地悪うっ、と二人の女子社員がけらけら笑った。

 そして会場の全員が注目する中、ついに知佳は頂点へと追いつめられていった。
「あ、あっあっ、あはぁ、はぁ、はぁ、はぁぁ・・・も、もう、だ、だめ・・・ゆ、ゆるしてっ・・・い、いいぃぃぃっっ・・・あ、あっ、あっ・・・」
知佳は薄く目を開くと、大勢のギャラリーの視線が秘裂の中まで突き刺さるのを感じ、びーん、と体を仰け反らせた。
「だ、だめっ、み、見ないでぇ・・・い、い、いくぅ・・・ち、知佳、イくぅ! イっちゃうぅぅぅ・・・」
そしてついに、全裸で胴上げされ、無数の手に責められ続けた女体は頂点に達し、びくんびくんと全身を震わせ続けた。おお、という歓声とぱちぱちぱち、という拍手が会場に沸いた。知佳の体はそのまま運ばれ、ステージ上にゆっくりと置かれた。意地悪な男達により、知佳は両膝を立て、思い切り開いた形で上半身を寝かされた。ぐっしょりと濡れた秘部が思い切り開いた形でギャラリーに開陳され、またもフラッシュの嵐が起こった。

 「いやあ、裸踊りは確かに営業の場面で必要なこともあるけど、麻倉くんならそれも大丈夫だな」
藤堂の朗々とした声が勝ち誇ったように響いた。
「それにしても悪いね、Sホテルさん。ウチの宴会はいつも下品で。」

 そしてその数分後。うっすらと目を開けた知佳は、天井からの眩しい光の洪水に目を細めた。そして次の瞬間、自分が卑猥な格好で寝かされていることを悟り、ひいっと掠れ声で悲鳴を上げ、上半身を起こした。すると目の前に、ニヤニヤと笑う大勢のギャラリーの顔が見えて、今度は大きな悲鳴を上げようとした。

 その瞬間、知佳はふっと身体が持ち上げられるのを感じた。慌てて後ろを振り向くと、内山のにやけた顔が見えた。
「おはよう、知佳ちゃん・・・君の芸、S物産の皆様にも大受けだったよ。(笑)」
その声はマイクに乗って会場内に響き、ギャラリーが歓声と拍手で応えた。
「ほら、みんなに言うことがあるだろ? 言わないと、オマ○コ丸出しのままだぞ。」
そう言うと、内山は綾子達と考えたセリフを耳元に囁いた。

 「そ、そんな! いやっ、やめてっ、放してっ!」
知佳は首を激しく振って抵抗したが、全裸M字開脚にされたままでは、知佳に勝ち目はなかった。
「わ、分かったから、せめて、脚を閉じさせて・・・」
しかし、知佳の願いも、だーめ、という会場からの合唱で却下されてしまった。

 「・・・み、皆様、申し訳ありません・・・私は、嘘をついていました・・・本当は、皆様の前でエッチな紐ビキニ姿になって、嬉しくて興奮していました・・・」
乳房も秘裂も丸出しの格好で知佳が告白を始めると、ほおっと、もっともらしい声が男達から聞こえた。

 「そ、それに、お酌をしながら皆様に身体を触っていただいて、知佳、濡れてきてしまいました・・・」
え、まじかよ?、きゃあ、最低っ、という声が聞こえてきて、知佳は耳を塞ぎたい気持ちだったが、続けるしかなかった。
「そして、胴上げして裸にされて、お、オッパイと、お尻の穴と、お、オマンコまで、見ていただいて、触って頂いて・・・知佳、うんと気持ち良くなって、・・・イっちゃい、ました・・・」
あはは、いいぞ、知佳ちゃん、エッチで最高っ、とヤジが飛び、あちこちから拍手が沸いた。皆の視線は、M字開脚で抱え上げられた知佳の、顔と乳房と秘部を行ったり来たりしていた。

 (お願い、これで許して・・・)知佳は首を曲げ、潤んだ瞳で内山の顔を見つめた。しかし内山が、にっこりと笑って首を振ると、知佳は最後の望みが絶たれたことを悟った。どうしても、私を辱めなくちゃ気が済まないの・・・どうして?・・・
「・・・それで、知佳を、うんと気持ち良くしてもらったお礼を今度はしたいと思います・・・四半期毎に、目標を達成したチームに対して、私のこの身体を使って、うんと気持ち良くなっていただく、というのはどうでしょう・・・お、オマンコとあ、アナル、だけは駄目、ですが、他の全部を使って、み、皆様の、お、オチンチンを、気持ちよくして、・・・い、イかせて、あげます・・・」
おおおっっっ!と会場内が今までよりも更に盛り上がった。あの麻倉知佳が、業績目標さえ達成すれば、秘部と肛門以外の全てを使って肉棒奉仕をしてくれると約束したのだ・・・つまり、フェラをしてくれる・・・

 「あ、そ、そんな目で、見ないで、見ないで、ください・・・」
男達の視線がそのあえかな唇に集中するのを感じ、知佳は顔を振った。まるで男達の肉棒が目の前に突き付けられているような気がした。身体の奥がまたもやじんとなるのを感じ、知佳は屈辱に瞳を閉じた。

 そしてその時、知佳にとっても責め手の男女にとっても予想外の事態が起こった。M字型に脚を開かれて宙に掲げられた知佳の股間から、ぽとりと愛液がこぼれたのだ。え、うわ、まじっと驚愕の声があがり、きゃあっと悲鳴が上がる中、その愛液は次から次へと溢れ続け、ぽとりからぼとぼと、更にだらーりだらーりと流れ落ちるようになっていた。それは、勢い良く吹き出す潮吹きショーよりも遙かに淫靡な光景だった。
「い、いや、う、うそっ、こんなのうそですっ・・・は、離してえ、内山くん、お願い・・・あ、あ、ああぁぁ・・・い、いや、いやあぁぁっ!」
ついに知佳は、皆に視姦された快感だけで絶頂に達してしまった。それは知佳が、見られるだけで感じてしまう露出M奴隷の調教が完了した瞬間でもあった。おお、すっげぇ、あれ、おしっこぉ!?、やだ、ほんとさいてー、という言葉が知佳にはこの上なく心地よく感じられた。

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 「いやあ、本当に凄いコですねえ、麻倉くんは。うん、これなら安い買い物でしたよ。」
「社長にそう言っていただけるとありがたいです。新聞では、ふっかけ過ぎだって批判されてましたからねえ・・・まあ、こんな付加価値があるなんて、口が裂けても言えませんが。それにしても、こんなにドMの露出狂だったとはねえ・・・」
ホテルの最上階の一室では、二人の男が酒を酌み交わしながら大きな声で笑っていた。それは、S物産の社長とM商事の社長の沖田だった。そして、大型テレビの画面には、パーティ会場の様子が8台のカメラを使って中継されていた。画面の中の知佳は、全裸M字で掲げられたまま、うっとりした顔で失神していた。そして、その股間からは愛液が途切れることなく流れ続けていた。

 「いやしかし、あの女将が暴走しそうになった時には本当にひやひやしましたよ。」
沖田がグラスを傾けながら言った。
「社長賞旅行で生意気な女子社員の調教を依頼しただけだったのに、まさかゴルフ場の盗撮までして脅して来るなんてねえ・・・全く最近は仁義も何もあったもんじゃありませんな。」

 「全くですな。・・・でもあなたの判断は見事でしたよ。脅しに屈した振りをして二人の男に撮影させて、雑誌でまで公開させて、それどころかテレビ局でのストリップクライミングまでさせておいて、裏では私達の方から麻倉君の使用権を買い取るように交渉させたんですからな。」
S物産の社長はグラスに注いでもらったビールを美味そうに飲み干した。
「ウチのグループのS銀行はあの旅館のメインバンクですからね。銀行を通して軽く脅してやったら、すぐにおとなしくなりましたよ。・・・まあ、自棄を起こさないように、それなりの条件の提示は必要でしたがね。」

 その時、部屋のドアがノックされた。沖田が開くと、そこには女将の姿があった。
「遅れてごめんなさい。やっぱり会場で生で見ると面白かったですわよ。」
女将は二人の男と目が会うと妖艶な笑みを浮かべた。
「どうせ、二人で私の悪口、言ってたんでしょ? まあいいわ、S物産さんにはなかなかいい条件を出してもらいましたからね。まあ、ビジネスライクに、仲良くやっていかせてくださいね。」
女将はそう言いながらそそくさとウイスキーの水割りを作り、沖田に手渡した。
「それにしてもいい案でしたね。スキャンダルが発覚する恐れのある知佳ちゃんは、向こう傷を気にしないS物産の社員にして、コンパニオンとしての所属はビューティームーンのままとする・・・そして、私達は知佳ちゃんを立派な露出奉仕奴隷に調教して、S物産がその専属長期使用権を買い取る・・・それなら、もし知佳ちゃんが接待奴隷をされているのがばれても、悪いのはビューティームーンで、S物産はコンパニオンを依頼しただけって逃げられますもんね。それで、M物産は体よく問題社員を追い払って多額の資金を得て、資源開発ができるんですよね。」

 「おいおい、自分が被害者みたいな言い方をするなよ。君のところだって、少なくない額が一気に入ってきて、資金繰りが一気に楽になったんだろう? あとは可愛い女の子を好きに調教すればいいんだから、笑いが止まらないだろ。」
S物産の社長が笑いながら言った。
「まあそういうガツガツしたところ、嫌いじゃないよ。これからは麻倉くんを、どんな接待の場でも喜んで裸になって、男のモノをしゃぶれる奴隷にしてくれよ。まあ、もう大分進んでいるみたいだけど(笑)」

 ひとしきり3人が笑っている時に、画面の中の知佳がまた目を覚まし、羞恥に震えて悲鳴を上げる様子が映っていた。
「あらあら、本当に可愛いコねえ、知佳ちゃんは。これだけ見せつけちゃったのに、まだ恥ずかしがっちゃって・・・こういうのに男の人って弱いのよねえ。いいわ、もっと苛めたくなっちゃう。」
女将は画面をじっと見ながら何かを考えるような顔をしていた。
「それじゃあ次は、接待の実習をしてもらわなきゃね。・・・最初の接待の相手は・・・やっぱり、S銀行様よね。いつもお世話になってるし。・・・そうしたら、最初の接待フェラの相手は、うふ、やっぱり元彼の土居君がいいわよね、知佳ちゃん? どうしようかな、彼の目の前でストリップさせて、口でチャックを下ろしての正座フェラがいいかな? それとも、目隠しでキャバクラ嬢に仕立てて、彼に好き放題弄らせて、素っ裸に剥くように仕向けてあげようか。それで、口の中にアレを突っ込ませて、発射の瞬間に目隠しを外してご対面、とかどうかな? それとも・・・」
画面の中で秘裂を剥き出しにして悲鳴を上げている知佳に向かって、女将はにこりと笑いかけた。


 女将のアイデアが実現したのは、それから1ヶ月後のことだった。

(完)


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