PART 21(ba)

ステージ下の観衆の熱い視線と、モニターの向こうからの視線を嫌と言うほど感じながら、梨沙はついにブラウスを開き、片腕ずつ抜いて身体から取り去っていった。おおっ?というどよめきが聞こえ、モニターには<うそだろっ><すっげぇw>といったコメントが溢れた。

「・・・はい、梨沙ちゃん、手を下に下ろして、素敵なビキニを見てもらおうね。」
お笑い芸人の一人がそう言うと、胸を庇う梨沙の両手首を軽く掴み、引き下ろした。
「それにしてもちょっと大胆な水着だね? 梨沙ちゃんは、いつもこんなの着てるの? あ、これはしばらく預かっておこうか?」
お笑い芸人はそう言うと、梨沙の肌を隠していた10万人記念のタスキを取り去った。

「え、いえ、その・・・」
梨沙は頬を朱に染め、言葉に詰まった。(い、いや、こんなの・・・)正面の大モニターに映った自分の姿を見て、梨沙は羞恥に震えた。(や、やっぱり駄目、こんな格好で遊園地を歩くなんて無理よ・・・)
今の梨沙が上半身に身に付けているのは、赤のビキニのトップだけだったが、それは清楚で控え目な梨沙の雰囲気とは全く異なり、三角の布の面積が小さめで、グラビアアイドルが着るようなものだった。乳房の大部分はもちろん隠されているが、下乳や谷間ははっきりと見えてしまっていた。胸を覆う布の間にはリボンがデザインされていて、それは同時にフロントホックの役割を果たしていた。すなわち、そのリボンの端を引っ張れば、すぐに乳房が露わになってしまうという扇情的な作りになっていた。

「そっか、今日は久し振りの同窓会だから、大人になったところを見せたかったんだね!」
顔を真っ赤にして立ち尽くす素人に、お笑い芸人が助け舟を出した。
「いいよ、梨沙ちゃん、すっごく似合ってて可愛いよ! な、みんな!」
もう一人の芸人が、梨沙に見えないところから会場とモニターに向かってウインクをし、盛り上げるように仕草で指示した。

「ほんと、可愛いよ、梨沙ちゃん!」
「いいね、そのビキニ!
「そのくらいの水着、今は普通だよ。」
「いいなあ、俺も梨沙ちゃんの同級生になりたかったなあ。」

<梨沙ちゃん、可愛い!><赤ビキニ、最高う!><大丈夫、俺が保証する!>・・・


「・・・さ、梨沙ちゃん、それじゃあ下も脱いじゃおうか?」
梨沙が落ち着いたのを見計らったお笑い芸人はさり気なく言ったが、それはまるで、AVの初脱ぎの撮影のような言い方だった。

「・・・は、はい・・・」
梨沙は小さく頷くと、スカートのホックに指をかけた。ステージ上での恥辱から逃れるためには、早くスカートを脱ぐしかない・・・

<トップがあれってことは、下も大胆なのかな?><もしかしてTバック?><いいね、女子高生のプリプリのお尻、みたいなw><Tフロントでもいいよ、梨沙ちゃんw>・・・
固唾を呑んで見守っている会場の男達の声も代弁するように、露骨なコメントが画面に流れた。お前ら、いい加減にしなさいってば、とお笑い芸人の声が響き、皆を笑わせた。

「ほら、梨沙ちゃん、早くしなよ。早く乗り物に乗ろうよ。」
顔を強張らせて画面を見ていた梨沙に、松木が声をかけた。
「梨沙ちゃんとの久しぶりのデート、福本も楽しみにしてると思うぞ。」

<え、フクモトって誰?><がーん、元彼?><でも小学生だろ?><キスくらいしてるかも><ひょっとして経験あり?>・・・

「や、やめて、松木くん、違うじゃない・・・」
デートという言葉に会場と芸人が反応したのを見て、梨沙は慌てて言った。そして、デートと言う言葉を別の意味で言っていることも梨沙には分かっていた。これが、松木くん達の「デート権」の使い方なの・・・梨沙はステージの下の福本の方をちらっと見た。

「あーごめんごめん、付き合ってはいなかったよね、まだ小学生だったし。とにかく、早く水着になって遊ぼうよ。」
(恥ずかしい、梨沙ちゃん? でもさっきは俺達に奥の奥まで見せてくれたんだから、水着くらい平気だよね?(笑))
「あ、ディナー券もらうんだから、たっぷりサービスしなよ。ほら、皆の方を見て、笑顔でね。」


大観衆が見つめる中、美貌の女子高生の擬似ストリップショーが再開された。梨沙は松木に命令されたため、会場とモニターに笑顔を向けながら、スカートのホックに指をかけた。

そして梨沙がホックを外し、スカートを下ろし始めるとすぐ、会場から軽い溜息が漏れた。下ろしたスカートの上から、すぐに赤い布が現れ、それがパレオだと分かったからだった。
<Tバック見たかったのに><スカートの下にパレオなんて邪道>・・・

しかし、梨沙が更にスカートを下げると、またギャラリーからどよめきが起きた。パレオは長さが足りないようで、梨沙のウエストのあたりで結び目を作られたすぐその下、すなわち、腰骨の辺りからスリットのように開いてしまっていた。そのスリットは下に行くにつれて広がり、太ももの付け根辺りでは、太ももの横の面の大部分が露出していた。そして、そのパレオは、スカートが更に下りるにつれその姿を現したが、膝上25センチの高さのところで終わってしまった。ギャラリーの嫌らしい視線が下半身に突き刺さるのを感じながら、梨沙はスカートをゆっくりと下ろし、白く美しい素足を露わにしていった。

「・・・はい、梨沙ちゃん、お疲れ様でした。さ、顔を上げて、皆の方を見てあげてね。モニター画面にも視線、よろしくね。」
お笑い芸人はそう言いながら、美少女の大胆な水着姿を至近距離から鑑賞した。そのパレオは、露骨なTバックよりも遥かに刺激的だった。
「それから、もう1回、その格好をカメラに覚えさせるから、その場で1回転してね。手で身体を隠したらうまく認識できないから、両腕はまっすぐ下ろしてね。」

昼下がりの遊園地は、大勢の客がいるにも関わらず、しばらく静まり返っていた。そしてその視線は、ステージの上で水着姿になり、顔を真っ赤にして立ち尽くす美少女の魅惑的な肢体に集中していた。
先ほどまでは名門のK大附属高校の清楚な制服姿で微笑んでいた美少女女子高生が、今では上半身には布地の少ないビキニのトップだけで下乳を見せ、下半身には短いパレオをまとわりつかせて太ももの根本近くまで露出し、さらに左側は腰骨近くまでを露わにしているのだ。その乳房は美しい釣鐘型をしていて、ヒップはやや大きめで細いウエストから色っぽいカーブを描いていた。そしてその少女は、その後ろ姿やスリットが開いた左側も披露するかのように、ギャラリーの前でゆっくりと一回転させられていた。

<おお、梨沙ちゃん、予想外の大胆ビキニwww><あのおっぱい、80はあるよね?><柔らかそう、揉んでみたい!><あのパレオもエロ過ぎ、横からお尻が見えそうじゃんw><けど、何であんなパレオの位置が高いんだ?><やっぱり、太ももを見せたいじゃね?><見せたいなら脱げばいいじゃんw><Tバックよりエロいな><つーか、下にはいてるのってTバックだよね?><腰骨まで水着が見えないってことは、なあw><まて、超ハイレグの可能性もあるぞ><いやいや、ノーパンだろ?><ノーパンwww><ノーパンに一票!><俺も!><じゃあ俺はノーパンでパイパンに3票!><www><ノブ、ぼけっとしてないでアンケートでもしろよ。@Tバック Aハイレグ Bノーパンってさ><当然、正解発表もな><多数決が正解したら賞品はパレオ脱衣だなw><ほら、早くしろよ、ノブ!>・・・

 梨沙は画面を流れる下品なコメントの連続に呆然としていた。今まで、男性からこんな露骨な言葉を浴びせられたことはなかった。そして、会場の男達は、ある者は梨沙に携帯のレンズを向けて撮影し、ある者はコメント投稿のために文字を入力していた。(そ、そんな・・・)一見真面目そうな男達の内心を見せられ、梨沙は羞恥に震えていた。しかも、勝手にアンケートまで決められて・・・

「梨沙ちゃん、もうやめなよ!」
その時、会場の一角から女の子の声が響き、皆の注目を集めた。それは、小学校時代の親友の美由紀の声だった。
「賞品なんていらないから、ね、皆で遊ぼう!」

「み、美由紀ちゃん・・・」
唯一の味方を発見したような気がして、梨沙は思わず呟いた。でも、ごめんね、美由紀ちゃん、私、松木くん達に逆らえない・・・

 周囲の男達が抗議の視線で美由紀を見つめ、モニター画面にはその内心がコメントとして流れた。
<いいじゃん、自分で着て来た水着なんだから><男に見せるつもりだったんだろ、エロ水着w><みゆきちゃんて言うんだ、結構可愛いじゃん><みゆきちゃんの水着も見たいなー><セミロングもいいね、スレンダー系だし><でもちょっと微乳かな?>
美由紀は自分に向けられた無遠慮なコメントを見てみるみる顔を真っ赤に染めた。

「や、やめて、美由紀ちゃんは関係ないわ!」
男達の下品な興味が親友にまで向けられ、梨沙は慌てて言った。

「じゃあアンケート、答えてもらえるよね? 俺も呼び捨てで催促されちゃったし(笑)」
ノブと呼ばれたお笑い芸人は、ニヤニヤしながら言った。
「はい、それでは突然ですが、梨沙ちゃんの水着当てクイズ、始めます! @Tバック、Aハイレグ、Bノーパンの中から一つ選んでくれよ。それで、多数決で決めた回答が正解だったら、梨沙ちゃんがこの場でパレオを脱いで会場に投げてくれるからね!」

りょうかーい、と会場とモニターが歓声に包まれる中、そ、そんな・・・というピンクの文字が画面に流れた。やめて、こんなのひどい、という一人の少女の声と、お前ら、いい加減にしろっという少年の声も響いたが、誰にも相手にされなかった。

そして早速多数決が始まり、@のTバックが選ばれた。Bのノーパンにも沢山の拍手が湧いたが、さすがにそれは無いだろ、という意見が多数を占めた。

「・・・さ、それじゃあ梨沙ちゃん、正解発表を行います。それでは、パレオをめくってください! どうぞっ!」
もう一人の芸人、マサが大仰な仕草で梨沙に両手を向けた。会場の視線が一気に梨沙の下半身に集中する。

「・・・で、できません・・・」
梨沙はパレオの裾を固く押さえ、小さな声で言った。勝手に決めちゃって、私、そんなことするなんて言ってない。絶対に無理よ・・・
「それに、その答は不正解です・・・」

途端に会場からブーイングが起きた。
「え、見せてくれなくちゃ分からないじゃん?」
「今さらもったいぶらないでよ、梨沙ちゃん!」
<もう無理矢理取っちゃえよ、マサ><そうそう、ちょっと可愛いからって、男心を弄んでんじゃねーぞ><やっぱ、正解だからパレオ無しになりたくないんだろ?><いや、実はノーパンだから見せられなかったりしてw><ならなおさら見たいw><何でもいいから早く見せろ!><脱ーげ><脱ーげ>・・・

「梨沙ちゃん、困るなあ。どうしてパレオ、めくれないの?」
マサが不思議そうな顔で聞いた。
「ねえ、ひょっとして、本当に穿いてない?ノーパンって白状するなら許してあげるよ。こっちも猥褻物陳列罪の共犯になりたくないからね。(笑)」
ま、そりゃそーだ、とヤジが飛び、会場が笑いに包まれた。

「な、何言ってるんですか! そんなわけないじゃないですか!」
梨沙はキッとなって言ったが、その手は小さく震えながら、しっかりとパレオの裾を握っていた。

「梨沙ちゃん、堅いなあ。いいじゃん、ちょっと大胆な水着を見られるくらい?」
梨沙の苦境をニヤニヤと観察していた松木が口を挟んだ。

「ま、松木くんっ!」
梨沙は思わず松木を睨んだ。そもそもあなた達がこんな格好させるから・・・人に見せられる訳、無いじゃない・・・そんなの、死んでもいやよ・・・
「あ、い、いやっ、あんっ」
(そ、そんな、許して・・・)梨沙は切なさそうな目で松木の方を見た。どうしても、ここでパレオをめくれと言うのか・・・


−−−アンケートの選択肢は全て間違い、という梨沙の答は正しかったが、彼女は絶対に正解を見せることができなかった。なぜなら、今の梨沙は下半身に水着を穿いておらず、その代わりに股縄縛りをされていたのだ。パレオの下では、股間に2重に巻かれた赤い縄が食い込んでいるだけで、尻肉も秘肉も恥毛も全て露わになっていた。そして、その縄には2つの結び目が作られていて、それらは秘裂の入り口とクリトリスにぴったり当たるようにセットされていた。股間の縄はウエストの部分で横の縄にしっかりと結び付けられていた。それが、梨沙がパレオを思い切り高い位置で結んでいた理由だった。
 更に、前後の秘穴には、それぞれローターとアナルローターが入れられていた。それが、松木達3人がデート権を使って指定した梨沙の衣装だった。−−−


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