PART 24(ba)

二周目に入ったジェットコースターは、1回目の宙返りに入っていった。遠心力のため身体を強く押し下げる力が働き、梨沙の乳房は形を変えながら震えていた。また、パレオもすっかり捲れ上がっていて、縄が食い込んだ股間がほぼ全て露わになっているに違いなかった。
(い、いやあ、お願い・・・やめて、撮らないで・・・)
梨沙は身体が横になり、眼下の大観衆の刺すような視線と無数のカメラのレンズを見て内心で悲鳴をあげた。

しかし、ジェットコースターは容赦なく進み、ほんのコンマ数秒で、梨沙はその頂点に逆さの姿勢で達した。おおおっっという歓声とシャッター音が聞こえたような気がして、梨沙は心臓が止まりそうに感じた。

あっという間に1回目の宙返りは終わり、少しの直線の後、2回目の宙返りに入っていった。

「ばっちり撮ったよ、梨沙ちゃんのおっぱい!」
「最高、梨沙ちゃん!」
「もうブラ脱いじゃえ!」
「もっとよく見せて!」
ギャラリーからのヤジが梨沙の恥辱をさらに煽った。

(嘘よ、ばっちり撮れたなんて、そんな筈ない!)梨沙はそう思いながらも激しく動揺した。2回目のループは1回目より小さく、スピードも若干緩やかだ・・・(や、やっぱり駄目っ!)梨沙は思わず両手を安全バーから放した。そして、すばやく両腕を身体の前で交差させ、乳房をしっかりと庇った。下半身も気になったが、身体や乗り物の陰になるから下からは見えないと思って我慢するしかなかった。(お願い、許して・・・もう、これ以上、恥を掻かせないで・・・)

しかし非情にも、後ろの席の松木にすかさずリモコンのスイッチを入れられ、梨沙の身体がビクンと跳ねた。(あ、あんっ!)梨沙は必死に悲鳴を噛み殺し、身体を震わせながらその快感に耐えた。梨沙ちゃん、大丈夫、という福本の声が聞こえた気がしたが、梨沙は口を開くことができなかった。

ジェットコースターはそのまま2回目の宙返りのらせんに入っていった。ほとんどトップレス状態になり、両手だけで乳を隠す美少女の姿に、下の男達から歓声が湧き、カメラのシャッター音が響いた。卑猥なヤジの数々を浴びながら、梨沙は2つのローターと2つの縄の結び目からの快感責めに堪える顔を晒すしかなかった。
「・・・う、あ、あっ、あぁんっ・・・」
一瞬、4つの性感責めが絶妙にシンクロし、梨沙は堪らずに声を上げてしまい、慌てて唇を噛んだ。(い、いやあっ、お願い、早く、早く終わって・・・)

ジェットコースターは何とかそのまま宙返りを終え、残りの半周に入った。これ以上責められたらおかしくなってしまうと観念した梨沙は、再び両手で安全バーを掴み、晴天下で双乳を露わにするしかなかった。(大丈夫、ここなら誰からも見えないんだから・・・)
「・・・あ! んっ・・・」
ローターの動きが止まっても、ジェットコースターの激しい振動で縄の結び目が股間を責めることに変わりはなく、梨沙は何度も小さな悲鳴を漏らしてしまった。

そして、ジェットコースターは最後のコーナーにあるトンネルの中に入っていった。すると梨沙は、すぐに安全バーから両手を放し、まずは下のパレオを掴んで伸ばして下半身を隠し、その裾を左手でしっかり押さえた。それから右腕の肘を直角に曲げ、双乳を何とか庇った。
(こ、これで大丈夫よね・・・お願い、これ以上恥ずかしい思いをさせないで、松木くん、許して・・・)
トンネルの出口の光がどんどん近づいてくるのを見ながら、梨沙は必死に祈るしかなかった。

ついにジェットコースターはトンネルを抜け出し、乗降口に滑り込んでいった。なぜか後ろの松木はローターのスイッチを入れなかったため、梨沙はほんの少しだけ安堵した。しかし、好奇の視線で待ちかまえる大勢のギャラリーに、梨沙は再び身体を硬くした。(な、何とか隠さなくちゃ)梨沙はパレオの裾を押さえる手と、双乳を庇う右腕に力を込めた。

ジェットコースターは減速し始め、ギャラリーが並ぶ前をゆっくりと進み、停車位置で止まった。

「はい、梨沙ちゃん、お疲れ様でした!」
「どうでしたか、最新ジェットコースターの感想は?」
停車位置の一番前、即ち梨沙の降車位置で待ち受けていたのは、ノブとマサの二人のお笑い芸人だった。半裸の身体を必死に隠す梨沙の姿をニヤニヤと見つめながら、容赦なくマイクを突き付けた。

「ちょ、ちょっと、やめてください!」
お笑い芸人達のあつかましい態度に梨沙は思わずきつい口調で言った。しかし、安全バーが下がっている状態では、二人の嫌らしい視線から逃れることもできず、梨沙は真っ赤になってうつむいた。

「あーごめんごめん、梨沙ちゃんがあんまり刺激的な格好だから焦っちゃった。さ、降りて!」
ノブが余裕の笑みを浮かべたままマイクを引っ込め、一歩下がった。

しかしそれは、梨沙は新たな羞恥ショーの幕開けでもあった。

「梨沙ちゃん、ちょっとあそこのモニターを見て。」
ノブは右手で携帯を高く掲げながら梨沙に言った。

「え?・・・あ、い、いや!」
斜め前にある大モニターに、斜め上から見下ろした梨沙の全身像がアップで映されているのを見て、梨沙は悲鳴をあげた。片腕だけで隠した上半身も、根元まで露わになった太もももばっちり映し出されていた。
そして、その画面にはひっきりなしに白い文字が流れていた。
<おお、すっげー><片腕で手ブラってw><梨沙ちゃん、エロエロ!><太ももたまんねw><さっきみたいに喘いで!><お、その視線いいねえ!><パレオの中見せてw><Tバック、Tバック!>・・・

「い、いや、やめて、撮らないで・・・」
お笑い芸人が持っている携帯が実況中継のカメラの役割を果たしていることを悟り、梨沙は青ざめた。まさか、他の人の携帯でも実況中継できてたとしたら・・・

「お客様、申し訳ありませんが速やかに降りてください。」
梨沙の窮状にはお構いなく、アルバイトの事務員が事務的な口調で促した。
「次のお客様が乗れませんので、急いでください。・・・それから、先に降りたお客様は、危険ですから、立ち止まらずに下に降りてください。」
事務員はそう言って、心配そうに梨沙を見ていた美由紀達を先に退場させてしまった。

そして、ジェットコースターに残っているのは梨沙とその隣の福本だけになった。梨沙は皆の注目を集めながら両手で身体を庇い、何とか恥ずかしい部分を晒さずに降りることができた。続いて福本も降りたが、なぜか福本だけが階段を降りて退場するように促され、梨沙だけが取り残されることになった。また、不思議なことに、ジェットコースターに次の客が乗り込むこともなかった。

「はい、それではここで、10万人目のお客様、谷村梨沙ちゃんに、ジェットコースターの感想を伺いたいと思います。」
ノブがそう言うと、恥ずかしそうに立ち尽くす梨沙にマイクを突き付けた。

「え、感想って、あの・・・宙返りがとてもスリルがあって、楽しかったです・・・」
梨沙は頬を真っ赤にして当り障りのない答を言った。皆に見つめられたままでは、ずれてしまった水着のトップを直すこともできず、両手で乳房を庇う手ブラ姿を晒されることになってしまっていた。しかも意地悪く、その全身像がモニター画面に映し出され、目を背けたくなるようなコメントで溢れていた。
「あ、あの・・・もう、いいですか?」

「あ、ごめん、梨沙ちゃん、水着を直したいんだよね?」
マサが今さら気付いたようにとぼけて言った。
「だけどその前に、ジェットコースターのこと、ちょっと振り返ってもらえるかな?」

マサがそう言うと、モニター画面の映像が切り替わり、ジェットコースターの宙返りする部分のレールを下から撮影している動画に切り替わった。そしてすぐに、轟音と共にジェットコースターが走ってきた。

(そ、そんな、いやっ!)梨沙はお笑い芸人達の意図を悟り、羞恥に顔を強張らせた。(いや、そんなっ・・・どうして!?)

そしてモニター画面に映ったジェットコースターの最前列には、やはり梨沙が乗っていた。そしてそれは、2周目の1回目の宙返りであり、梨沙が両手で安全バーを握っていて、胸を隠せなかった時のものだった。
(ひ、ひいっ、や、やめて、お願い・・・)
梨沙は凍りついたような表情でモニター画面を見つめたが、画面内の梨沙は、露わな胸を隠すこともせず、弾むようにそれを震わせながら宙返りをして、あっという間に過ぎ去っていった。そして画面は再び、手ブラで立ち尽くす梨沙の全身像に戻った。

おおおっっ!とギャラリーから歓声が上がり、モニターには弾幕のように白い文字が溢れた。
<やた、オッパイモロ出し!><ブラ脱げちゃったのになぜ隠さないの?><サービス良過ぎwww><わざとだろw><梨沙ちゃん、実は露出狂?><見られて感じちゃったから喘ぎ声出してたのか?><ジェットコースターで露出オナニーwww><K附の生徒会長だっけ?><でも、小さくてはっきり見えなかったな><スローモーションでリプレイ希望><いやコマ送りでw><コマ送り!><コマ送り!><コマ送り!>・・・

「うーん、みんな、やっぱり見たいんだね、梨沙ちゃんのオッパイ!」
すっかり悪ノリしたノブが楽しそうに言った。
「よし、それじゃあ特別に、スローモーションでリプレイしてやるからな、はい、どうぞ!」
や、やめて、というピンクの文字が画面に流れたが、それはギャラリーの嗜虐心を煽るための前フリの効果しかなかった。

そして、梨沙のノーブラジェットコースターショーがモニター上で再開され、今度はスローモーションで梨沙が上半身を露出したまま宙返りしているシーンが再生された。そしてさらにアンコールに応え、次にはコマ送り、さらには決定的瞬間でストップして梨沙の姿を拡大表示し、モニターは歓声の文字で溢れた。時折、<だ、だめ、見ないで・・・>というピンクの文字が流れるのがまた刺激的だった。

しかしギャラリーにとって不満だったのは、カメラの距離がジェットコースターから遠く、梨沙の画像が若干荒いことだった。さらに、ジェットコースターの動きが速過ぎるため、ピントがぴったり合うことがないことだった。その結果、梨沙の水着のブラが捲れ上がり、乳房が露出していることは分かったが、その乳輪や乳首はぼんやりとしたピンクにしか見えなかった。歓声はやがて失望と落胆に変わった。
<何だこのピンぼけ?><でも可愛いピンクはばれちゃったねw><キレイなオッパイ!><焦らすのうまいね、梨沙ちゃん、まだ手ブラw><さ、それじゃあ今度ははっきり見せて!><ほら、ぱっと手を放しちゃいなよ><早く!><オッパイ見せろ><オッパイ、オッパイ!>・・・

「・・・い、いや、ひどい・・・」
目の前の大画面モニターに表示される文字の大群に梨沙の顔が凍りついた。こんなに大勢の人達の前で胸を晒すなんて、できるわけない・・・梨沙は露わな胸を庇う両腕にぎゅっと力を込めた。

「まあまあ、みんな、そう急かさないで。」
ノブが微妙な言葉でフォローをして、梨沙の方を向いた。
「それじゃあそろそろ、水着を戻そうか、梨沙ちゃん?・・・でも、その水着、ホックが壊れてるんじゃない?」
ノブはそう言いながら梨沙の跳ね上がったブラを見て、小さく笑った。

「え? ・・・あ! そ、そんな・・・」
梨沙は水着のトップを自分でも確認し、思わず声をあげた。ノブが言うとおり、ホックの部分は外れてどこかにいってしまっていた。ギャラリーの皆から思わずまた歓声が湧いた。

<梨沙ちゃん、最低でも手ブラ確定w><じゃあ次は何に乗ってもらおうか?><ウォータースライダー!><そりゃいいやw><梨沙ちゃん、手を離さないで降りられるかな?><パレオの中も見えちゃうねw><オッパイもろ出しとTバック!><それ何て露出AV?><K附のお嬢様生徒会長、エロ過ぎwww>・・・


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