PART 26(ba)

「ちょ、ちょっと、くるみさん、何をするんですかっ!? か、返してくださいっ!」
梨沙は顔を真っ赤に染めながら、後ろを振り向いてくるみに言った。いくらなんでも酷すぎる・・・梨沙はキッとなった表情でその美女を睨んだ。

「あれ、ごめんなさい。蝶結びが緩んでたから直してあげようと思ったんだけど、ちょっと触ったら解けちゃったの。ごめんね。」
くるみは梨沙の怒りをあっさりと受け流し、小さく笑いながら言った。
「それにしても梨沙ちゃんのおっぱい、とっても綺麗で可愛いわね。いいじゃない、大勢の男に見せて自慢できる機会なんて滅多にないわよ。ほら、<アンコール!>って文字が沢山! うわっ、<下も脱げ>とか<すっぽんぽんっ!>なんて酷いわねぇ。同窓生のお友達も見てるのに(笑)」

「・・・お、お願いです。早く返してください。蝶結びを直そうとしてくれたのに誤解してしまったことは謝りますから・・・」
羞恥と怒りに小刻みに震えながらも、梨沙は必死に抑えた声で懇願した。くるみの言葉が嘘なのはその表情からも明白だったが、タスキを返してもらうためには我慢するしかなかった。くるみの後ろにはぎっしりと順番待ちの男達が並んでいるので、ウオータースライダーをやめて戻ることはできない。そして、下半身に縄とパレオだけの半裸の姿でウオータースライダーを滑り降りたら、胸とお尻と秘部の3箇所を両手で隠し切れるとはとても思えなかった。

「分かったわ、梨沙ちゃん、返してあげる。」
くるみは意外にもあっさりそう言うと、梨沙の後ろから手を伸ばした。
「はいどうぞ。」

「く、くるみさん・・・」
体の後ろから手をまっすぐに伸ばされ、はるか前方に掲げられたタスキを見て、梨沙はくるみの悪意を悟った。胸を覆う手を放したら双乳が晒されてしまうし、パレオを掴む右手で取ろうとした場合、くるみにパレオを捲られたら一巻の終わり・・・
「お願い、もっと近づけて、ください・・・」
梨沙はできるだけ小さな声で言ったが、その言葉はすぐにピンクの文字となってモニターに流れ、その苦渋の表情とあいまってギャラリーの好奇心と嗜虐心を刺激してしまっていた。

「え、何? どうしたの、梨沙ちゃん?」
後ろのくるみはわざとその言葉が聞こえない振りをして、梨沙の耳元で言った。手に持った梨沙の名前入りタスキをひらひらと揺らした。
「それじゃあ、渡すわよ、はい!」
くるみはそう言うと、その手をぱっと開いた。同時に、タスキはスルスルと滑ってその手から離れ、落下していった。

「あ、そ、そんなっ!」
梨沙は絶句してそのタスキを見つめた。自分の目の前からはすぐにスライダーが始まっていて、滑りやすいように薄く水が流されていた。タスキはスライダーの面にペタッと落ちると、すっと滑り始めた。
「あ、だ、だめっ」
梨沙は思わずその場でしゃがみ、胸を庇っていた右手を放してタスキに向けて伸ばした。しかし、わずかに届かず、右足を少しだけ前に踏み出した瞬間、後ろから背中に軽く手を当てられた。

「梨沙ちゃん、後ろが詰まってるから早くしてね。」
くるみはそう言うと、さりげなく両手で梨沙の背中を押した。
(さあ、みんなの前でうんと恥を掻くのよ、梨沙ちゃん(笑))

「きゃ、きゃあっ!」
パレオを押さえながらタスキに手を伸ばしてアンバランスな体勢だった梨沙は、くるみの力に抵抗できず、つんのめって半歩前に進み、そのままスライダーを滑り始めてしまった。
「あ、い、いやあっっ」
梨沙はしゃがんだ姿勢のままスライダー滑ることになり、悲鳴をあげた。(そ、そんな、どうすればいいの?)

しかしそれは、ギャラリーにとっては最高に面白いショーのスタートだった。裸の上半身を片手で庇い、腰回りに超ミニのパレオを巻いただけの美少女が、不安定な姿勢で本格的なウオータースライダーを滑り始めたのだ。最初だけは緩やかな勾配だが、その先は急坂、急カーブの連続だ。その時に、体勢を崩した梨沙がどんな痴態を晒すことになるのか・・・そして最後に降りてくる出口には、大勢の男達が待ち構えているので、梨沙がタスキを取り返すことは不可能だ・・・スライダーを滑り降りる様子を実況するモニター画面を見ながら、男達はニヤニヤと笑った。

そして、不安定な体勢で滑っていた梨沙は、最初のコーナーで早速バランスを崩してしまった。足が前に出てしまい、ストンとお尻をついた梨沙は、足を前方に出して滑り落ちることになった。それはウオータースライダーの滑り方として普通であったが、超ミニパレオの下はノーパン緊縛の梨沙にとっては危機的な事態だった。

「あっ、だ、だめっ!」
強烈な水しぶきを浴びながら、梨沙は左手で胸を庇い、右手でパレオの前を何とかつかんだ。しかし、水は梨沙のパレオの中に突き上げるように侵入し、後ろは完全に捲れて縄が食い込んだ尻がほとんど丸出しになり、前も、切れ目側の左端は完全に捲れ上がったままになってしまった。心なしか、周囲から聞こえる男達の歓声がさらに大きくなった気がした。

「い、いやああっ」
次のコーナーからは、スライダーの下が透明度の高いガラス状であるのを見て、梨沙は絶叫した。ウオータースライダーの下は流れるプールになっていて、下から見上げることができるようになっていた。このままでは、赤い縄が溝に食い込んだお尻を、真下のギャラリーに見せつけることになってしまう・・・しかし、左腕は乳房を、右手は秘部を隠しているし、前方からはカメラが狙っていて実況中継されている・・・女の子として絶対に見られたくない部分は3箇所あるのに、手は2本しかない・・・

冷静に考えれば、胸はもう見られてしまったのだから、お尻と秘部を隠すのが止むを得ない判断だろうが、しかし、ほんの一瞬の間に16歳の少女がそんな割り切りをできる筈もなく、梨沙は結局、胸を覆う腕を何とか下に曲げて左腕一本で乳房と秘部を隠し、パレオの前をつかんでいた右手を後ろに回してお尻を隠そうとした。
「・・・きゃあ、うぁっ、い、いやあっ・・・」
しかし、それはやはり冷静に考えれば無理のある姿勢であり、しかも、ウォータースライダーの急カーブを滑りながらではできる筈がなかった。梨沙はまず左腕をずらして腕の上側で乳房を庇い、肘を曲げて股間に手を伸ばそうとしたが、カーブでの遠心力にバランスを崩し、左腕は上半身から外れてしまい、宙を舞うことになった。その結果、張りのある乳房が再度露出し、ぷるぷる震える様子が開陳されてしまった。そのため、股間を押さえる右手を後ろに回すこともできずパレオの後ろ側は捲れ上がったまま、スライダーの透明な部分へと滑っていくことになり、真下の男達に向けてお尻の全貌を露わにしてしまった。
「い、いやあ、そんなっ・・・あ、あんっ、あっ、くぅっ・・・」
スライダーを滑り激しく体を揺らしながら、梨沙はあまりの羞恥に悲鳴をあげた。さらに、股縄縛りの2つの結び目がクリトリスと秘裂を意地悪く刺激し、梨沙は思わず喘ぎ声まで漏らしてしまった。だ、だめ、声を出したら、ピンクの文字が流れちゃう・・・胸を隠さなくちゃ、早く・・・

そしてその時、梨沙の想像以上に淫靡で刺激的なショーが遊園地の全モニターで実況中継されていた。スライダーを滑り降りる梨沙の姿は、観覧車に付けられたカメラだけでなく、あちこちの街灯に付けられたカメラからも捉えられ、最高のアングルの画像が次々に切り替えてモニターに映し出されていた。そのため、スライダーを滑りながら震える梨沙の乳房が克明にギャラリーの視線に晒され、パレオの端が大きく捲れ、体の左側がほとんど全て見える姿も公開された。さらに、梨沙の羞恥と困惑の表情もしっかり映り、その上に、快感に喘いでいるようなピンクの文字が流れた。そして、ウオータースライダーの真下で梨沙を待ち構えていた男達からは、うおおっ、赤のTバックっ、という大歓声があがった。モニターの画面は白い文字で埋まり、<字が多すぎてよく見えないぞ、みんな自重しろw>と苦笑のコメントまで流れた。

そして、何とか股間だけを隠したものの、その他の部分は全て晒してしまった梨沙は、その格好のままで滑り続け、ついに最後のコーナーを曲がって、最後の直線に入った。直線とは言っても、それは今までで一番の急坂であり、その坂の下は流れるプールの入り口になっていた。梨沙の少し前を流れ続けていたタスキが一足先にその急坂を滑り落ちていき、プールにプカリと浮かぶと、ギャラリーの男達が小さく沸いた。次は梨沙本人だ、この勢いで落ちたら、パレオが捲れずに済むことはまずないだろう・・・

一方梨沙は、滑らかな面の上を高速で滑り、様々なカーブに体が揺れる中で股間を守るのに精一杯で、最後の直線に来たところで、初めて最後が急坂であること、そして眼前に黒山のギャラリーが控えていることに気付き、目を瞠った。ほんの一瞬だが、ニヤニヤした視線が丸出しの乳房や際どい下半身に向けられているのが分かった。
「あ、い、いやっ、だめえっ!」
しかし、すっかり勢いのついた身体を止めることはできず、梨沙はそのまま滑り落ちていった。丸出しの乳房を震わせながら滑る美少女の姿を眼前にして、ギャラリーは思わず黙ってその姿を見つめた。

きゃあっ、という少女の悲鳴に続き、ザッパーン、という音と共に水飛沫が跳ね上がった。
(ん、んっ、んんっ!)
準備が十分にできていなかった梨沙は勢いで頭まで全て水の中に潜ることになり、苦しくなってパレオから手を放した。水の中とは言え、パレオが完全に捲れ、赤い縄が食い込んだ下半身が剥き出しになり、梨沙は思わず息を呑んだ。しかしそれ以上考えることはできず、梨沙は必死に両手でもがいて水上に顔を出した。そして勢いあまって、上半身のほとんど全てが水の上に露出した。美しい乳房が水上で弾み、水飛沫を上げた。

「梨沙ちゃーん、かわいいおっぱい、大サービスだね!」
「真っ白な乳房にピンクの乳首、エロいよ、最高!」
「今なら潜れば、パレオの中身も丸見えかな?」
梨沙の着水を待ちかまえていた男たちは、水に濡れた姿態の瑞々しさと美しさに感動しながらも、口々にからかいの言葉を浴びせた。そして、その隠された下半身を間近で見ようと、一斉に水の中にもぐった。

 「・・・! あ、だ、だめっ」
水の上に飛び出た体が沈むのと共に、またパレオが捲れ上がるのを感じた。
そして、先に着水していたタスキは、流れるプールに乗って10メートルほど先に流れていってしまっていた。い、いや、どうすれば・・・
しかし、水の中に潜った男たちが迫ってきている状況では、梨沙の選択肢は少なかった 。 とにかく、下半身を見られないように逃げるしかない。それに、前に流れていくタスキを取らないと、いつまでたっても胸を露出したままだ。梨沙は意を決してプールの流れと同じ方向に泳ぎ出した。

 わっとプールの周囲のギャラリーがまた盛り上がった。半裸、いやほとんど全裸に近い美少女が、衆人環視の中、クロールで泳ぎ始めたのだ。そしてその姿は、意地悪く上から実況中継され、何も身に付けていない背中や、辛うじてパレオがまとわりついたお尻を容赦なく映し出していた。

 <おい、ほんとにあれ、りーちゃんなのか?><何で裸で泳いでるの、谷村さん?><ウオータースライダー、おっぱい丸出して滑っただと!? くっそー、見たかった><ねえ誰か、録画してない?><あのケツもエロいな。小学校の時は可愛いお尻だったのに><あ、俺6年2組だけど、紹介してくれてありがと><学年一、いや学校一の美少女だったもんな、りーちゃん!><じゃあもっと紹介してやろうぜ、りいちゃんの小学校時代の知り合い全員にw>
そして、数珠繋ぎに紹介し合ってほとんど全員集合となっていた小学校時代のクラスメイト達が驚愕と歓喜のコメントをモニタ画面上に流し続けていた。先に来ていたメンバーから状況を聞き、惚れていた女の子の成長した姿とまさかの痴態に皆が歓喜していた。


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