PART 28(bbb)

 「ほう、自分でイきたいのか、梨沙ちゃん。みんなが見ている前で?」
野々村はニヤリと笑みを浮かべた。確かに、これだけ快感責めをしてやれば、自分からイきたくなることも十分ありうる。あの、生意気な生徒会長がこんなに早く堕ちるとは・・・とろんとした顔しやがって(笑)
「・・・よし、それじゃあ手錠を外してやるから、自分でやってみろ。」


 ・・・しかし、手錠を外されたあとの梨沙の行動は、野々村達の想定外だった。

 「それでは皆様、谷村梨沙、自分で、やってみますね・・・」
梨沙はそう言いながら、周囲のギャラリーをゆっくりと見回した。(うん、あっち側だったら、スタッフもいない・・・あそこからプールを出れば、遊園地の出口にも近い筈・・・)梨沙は必死に考えながら、表情はうっとりとしたまま、左手で乳房を覆い、右手を股間に持っていった。そして、丸太を跨いでいる膝を狭め、膝立ちのように身体を立てていった。

 次の瞬間、梨沙は丸太の上に立ち、後ろに蹴った。丸太の周囲の男達の頭を越え、人がいない部分にバシャッと飛び込んだ。え?、と戸惑う男達を尻目に、一気に泳いでプールの端を目指した。乳首や股間のあたりがジンジンとして辛かったが、何とかこらえて泳ぎ、ついに端に到達した。
「ちょっと、どいてっ!」
梨沙の剣幕に、プールの周囲の男達が思わず道を空けた。梨沙は素早くプールの端に上がると、遊園地の出口の方向に向けて走り出した。

 「おい、逃げたぞ! 何してるんだ、捕まえろ!」
ようやく野々村の声が響いた時、梨沙はすでにプールコーナーから出ようとしていた。バスケで鍛えた俊敏さと驚異的な身のこなしで、群衆の隙間を駆け抜けていったのだ。意表を衝かれた男達は、呆然と梨沙を見送った。

 やった!・・・思い切って脱出したが、思いの外うまくいって、梨沙は小さくガッツポーズを作った。とにかく、遊園地の出口の方に走るのよ・・・後方で男達の叫び声が聞こえ、ばたばたと足音が響くのを聞きながら、梨沙は足を一層速めた。

 しかし、プールコーナーのゲートを通り抜けたところで、梨沙は困惑することになった。

 そこには大勢の一般客がいて、いきなり全力で走ってきた紐ビキニの少女に驚愕した表情を向けたのだ。
「おお、なんだ、あの子!?」
「すっげぇビキニ、エロいな(笑)」
「可愛い! おっぱいもぶるぶる揺らしちゃって!」
「肌が白くて綺麗・・・」
「何で全力疾走?」
「何かの撮影か?」
「うわ、こっちに走ってくるぞ!」
「後ろから追っかけて来る奴もいるぞ!」

 い、いや、見ないで・・・邪魔しないで・・・大勢の男女の好奇の視線がほとんど紐のビキニだけを着た体に突き刺さり、恥ずかしさで屈んでしまいそうだったが、、梨沙は必死に走った。みんなが普通の服装をしている中、小さな布切れだけを身に付けた半裸姿で走るのは恥ずかしくて仕方なかったが、追ってくる男達に捕まるわけにはいかない・・・このまま走っていけば、遊園地の出口があるはず・・・梨沙はあえて、人混みの中に突っ込んでいき、持ち前の敏捷さで人々の間をすり抜けていった。きゃあ、わあっと悲鳴が上がる中を、ごめんなさいっ、と謝りながら走った。

 すると、案の定、追ってきている男達は、その群衆とぶつかり、うまく進めなかった。(狙い通りだわ。今のうちに差を付ければ、きっと・・・)梨沙は背後で起きた悲鳴や怒号を聞きながら、さらに足を速めた。

 しかし、それから30メートルも走らないうちに、梨沙は目の前がぼうっと霞んできた。
「はあ、はぁ、はぁあ・・・あ、あん・・・」
激しく走った結果、ビキニが肌にこすれて、胸と股間から快感が沸き上がってきてしまうのだ。また、秘裂に挿入されているローターも、足を動かす度に身体の奥を刺激していた。

 「・・・う、うぅぅ・・・あ、あぁぁ・・・は、はぁぁ・・・あ、あっ、い、いやぁっ!・・・」
梨沙は快感を意識しないようにして必死に走り続けたが、その努力をあざ笑うように、急に秘裂の奥のローターが振動を始めた。梨沙はショックで足がもつれたが、何とか転ばずに踏みとどまった。後ろから追ってくる男達にはだいぶ差を付けていたが、このペースでは、おそらく十数秒もすれば追いつかれてしまうだろう。遊園地の出口まではあと100メートルちょっと・・・

 この水着もおかしい・・・こすれる度にこんなに気持ちよくなってしまうなんて、何か細工してあるに違いない・・・でも、どうしたらいいの?

 しかし、迷っている余裕はなかった。梨沙はほんの数秒悩んだ後、心を決めた。

(a)大丈夫、もう少しなら頑張って走れるわ。とにかくこのまま、遊園地の出口に向かって走ろう。
(b)恥ずかしいけど、水着を脱いで、ローターを取り出してから、遊園地の出口に向かって走ろう。


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