PART 37(bbbb)

 4度目の絶頂から意識を取り戻した梨沙は、自分の取らされている格好を知って悲鳴をあげだ。
「・・・きゃ、きゃ、きゃああっ・・・」
梨沙は首を左右に振り、そのポーズから逃れようと身体をばたつかせた。しかし、柏原にがっしりと固定され、その死ぬほど恥ずかしいポーズをやめることができなかった。
「こ、こんなのひどい・・・私が寝てる間に・・・か、柏原くんっ!」

 梨沙は今、再びベッドに横たえられていた。そして、腰は大きく曲げられ、両足は大きく開かれ、両方の膝が、それぞれ梨沙の頭の両側のベッドに接していた。・・・そうなると、開き切った秘裂と、尻の穴が、天井に向けてまともに晒されてしまっていた。秘裂も、尻の穴もぱっくりと開き、外気が2つの穴から身体の中に入ってくるのが分かった。その両足は、柏原によってがっしりと押さえられ、彼の顔は、腰のすぐ上から見下ろしていた。

 梨沙は知らないが、それはもろに、「まんぐり返し」のポーズだった。女性としてこれ以上考えられない恥ずかしい格好を取らされ、梨沙は首を左右に振って悲鳴を上げ続けた。
「いや、いや、いやあっっ・・・柏原くん、こんなの、あんまりよ・・・あ、あ、ああっ・・・」
悔しいことに、恥ずかしい姿を見られているという屈辱と、膣の中で振動しているローターに梨沙は快感を感じ、抗議の言葉は途中で終わってしまった。

 「いや、脚を大きく開くには、これ以上のポーズはないと思うんだ。」
柏原は、梨沙の顔と、二つの乳房、秘部、お尻の穴を眺めながら淡々と言った。
「腰は振れないかもしれないけど、このままいきんでみてくれない?」

 「か、柏原くん・・・!?」
本気なのか・・・梨沙は大きく目を見開いた。
「ねえ・・・私のこと、恥ずかしい格好にして、楽しんでない?・・・あ、ぁぁぁ・・・」
だめ、こんな時に出てきたら・・・梨沙の願いもむなしく、愛液が膣口からじゅわっと溢れてしまった。
「ち、違うの、これは・・・」

 「分かってるよ、アソコの中のローターが動いているのが気持ちよくって、つい感じちゃってるんだよね。」
柏原はデリカシーのかけらもない言葉で言って、梨沙のクリトリスを見つめた。それは小さいながらもぷっくりと膨らんでいた。
「いいから、アソコにぐっと力を込めてみて! ほら、なめらかになるように応援するからさ。」
柏原はそう言うと、右手を梨沙の右膝から離し、その膨らみに人差し指の腹を当て、軽く擦った。

 「ひ、ひ、ひぃぃっっ」
生まれて初めて、クリトリスをまともに刺激された梨沙は、電流に振れたように身体をびくびく震わせた。鋭い快感が脳天を突き抜け、目の前に閃光がひらめいたような気がした。秘裂の奥のローターの振動から感じる快感も何倍にもなったような気がした。
「あ、あああぁぁぁっっ・・・や、やめて、柏原くんっ・・・」
梨沙は、自分を見下ろす柏原に向かって懇願した。

 「おっと危ない!」
押さえていた手が放れたために自由になった梨沙の右足を素早く押さえ、再びまんぐり返しのポーズに戻しながら、柏原は梨沙の顔を見返した。少しくらい非難されることは覚悟していた。それよりも、クリトリスを触られると、女はこんなに反応するものなのか・・・
「いい感じに腰も振れたじゃない・・・ほら、もう一回・・・」
柏原は、今度は人差し指と親指で梨沙のクリトリスを摘まみ、それぞれ逆に擦ってみた。

 「ひ、ひ、ひぃぃぃっ・・・か、柏原くんっっ!」
梨沙はまた、恥ずかしい反応を晒すしかなかった。じゅわっじゅわっと何度も愛液が溢れてしまったのが分かった。
「も、もうやめて、・・・ん、んんっ・・・んんんぅ・・・んっ!」

 その瞬間、奇跡的なことが起こった。図らずも、梨沙が踏ん張って腰に力を込め、ぱっくり開いた股間を激しく振った結果、ローターが一気に膣口近くまで移動したのだ。

 「え?・・・あ、梨沙ちゃん、頑張れ、あと少し!」
柏原は少しだけ我に返り、本来の目的を思い出した。ここをもっと刺激すれば・・・柏原はまた、梨沙のクリトリスを親指と人差し指で摘まみ、さっきよりも強く擦った。

 「あ、あっ、あああっ・・・ちょ、ちょっと、かしわば・・・あ、あぁ、あぁっ、あぁっ・・・」
このままではまた、絶頂に達してしまう・・・あと少しなのに・・・柏原くんの馬鹿っ・・・梨沙はそう思ったが、ひたすら悶え、喘ぐことしかできなかった。とにかく、このまま、出してしまうのよ・・・梨沙は唇を噛み締め、ぐっと股間に力を込めた。
「あ、あぁ、あっあっあっ・・・だめだめだめぇ・・・い、いっ、いっ、あはぁああ・・・り、梨沙、だめぇ・・・あ、あっ、あっ、ああぁ・・・ん、ん、んんんぅぅぅ・・・」

 梨沙が絶頂に達し、腰をびくんと震わせた瞬間、ついに秘裂からローターが飛び出した。ぽーんと、それは1メートルほどまで高く舞い、床に落ちてころころと転がり、壁にぶつかって止まった。透明な粘液にまみれながら、ブイイン、と音を立てながら振動しているのがあまりに淫靡だった。


 ・・・ついに出た・・・柏原は感慨深い思いを感じつつ、壁際で震えているローターを手にとった。それは、イチゴを細長くしたような形をしていて、片側には取っ手部分があり、ローターの小さなスイッチもその脇についていた。柏原がそのスイッチを押すと、ようやく振動が止まった。これが、梨沙ちゃんのアソコに入っていたのか・・・そして、何回もイかせちゃったんだな・・・まとわりついてるの、梨沙ちゃんの愛液、なんだよな・・・

 「ん、んん・・・」

 梨沙の小さな呻き声が聞こえ、柏原は慌てて、そのローターをズボンのポケットに押し込んだ。いやらしい気持ちでそのローターを眺めていたことを咎められたような気がしたのだ。

 そっと振り向くと、梨沙はまだ、あどけない表情で失神していた。そうだ、梨沙は絶頂に達して失神すると、2、3分は起きないんだ・・・自分だけが知っている梨沙の秘密・・・柏原は、全裸で横たわっている梨沙の肢体を見下ろし、なぜか優越感のようなものを感じた。

 改めて見ると、梨沙の全裸はこの上なく魅力的だった。さっきまでは股間ばかりを見ていたが、可愛い顔、小さめの唇、お椀型の乳房、可愛いピンクの乳首・・・柏原の目はそこで止まった。秘裂の中に指も入れたし、クリトリスを弄って梨沙を感じさせもした。だけどまだ、オッパイには触っていない・・・

 一度意識が向いてしまうと、柏原は梨沙の乳房から視線を離すことが困難になっていた。その膨らみ、色、柔らかくすべすべしていそうなそうな肌、乳房に溶けそうな淡い乳輪、可愛い乳首・・・柏原はじっくりと左右の乳房を嘗め回すように見ながら、足音を立てないようにゆっくりとベッドに近付いていった。大丈夫、梨沙ちゃんはまだ、1分は起きない筈・・・

 ベッドの脇まで来た柏原は、一旦胸から目を離し、梨沙の顔を見た。大丈夫、すやすや寝てる・・・まだ起きない・・・ちょっとだけなら・・・膣の奥にまで指を入れ、クリトリスまで触ったのだから、胸くらい・・・柏原はまた、妙な理屈で自分の良心をごまかしていた。

 右手を開き、梨沙の左の乳房の上に、ゆっくりと下ろしていった。あと少しのところで、もう一度梨沙の顔を見た。起きる気配はない・・・柏原は、一気に右手を下ろし、ついに梨沙の乳房に触れた。指を少し折り、手のひら全体で梨沙の乳房を包んだ。

 (うわ、柔らかい、梨沙ちゃんのオッパイ・・・ほんとにマシュマロみたいだ・・・)
それはある意味、秘裂に指を挿入した時以上の感動だった。生徒会の時、会長として話している梨沙の胸の膨らみを見て、ついその下を想像してしまったことを思い出していた。そして、ショウブ堂で図らずもノーブラで透けている胸を見てしまった時の興奮・・・

 もう少し、大丈夫だ・・・柏原は、梨沙の顔を見ながら、右手全体で乳房を掴んでみた。柔らかな乳房に指がのめり込むような感覚、手のひらに当たる乳首の感触・・・そして、梨沙の唇が少し開き、熱い息が漏れた。

 梨沙ちゃん、おっぱいでも感じるんだ・・・やっぱり、乳首なのかな?・・・柏原は手を少しずらし、人差し指と中指の間の股で乳首を挟み、乳房を緩く揉みながら、二つの指を少し閉じて乳首を刺激してみた。

 「は、はぁ・・・う、うぅん、ん・・・」
柏原の指の動きを歓迎するかのように、梨沙の唇が軽く開き、熱い息と共に甘い声を漏らした。

 梨沙ちゃん・・・柔らかな乳房の感触と梨沙の反応に、柏原はさらに調子に乗った。右手の指のそれぞれに加える力を微妙に変えて揉み、どのようにすると梨沙が一番感じるか、確かめてみた。次に、左手も延ばして、梨沙の右の乳房を掴み、ゆっくりと揉みしだき始めた。憧れだった少女の胸は、可愛くて、綺麗で、すべすべで、柔らかくて、乳首はこりっとしていて、揉んでみると、可愛い声で喘ぎ声を漏らして・・・

 「あ、あぁ・・・あ、あん・・・」
失神している全裸の少女は、今や両方の胸をいやらしく、執拗に揉み込まれ、新しい快感に吐息を漏らしていた。唇は閉じることができず、色っぽく半開き状態になっていた。うっとりと瞳を閉じたまま、熱い吐息を漏らし、その唇からは可愛い舌が見えていた。

 その赤く小さな舌先がちょろちょろするのを目にした瞬間、柏原の中に、新しい衝動が一気に沸き上がってきた。
(梨沙ちゃんの唇、可愛い・・・梨沙ちゃんと、キス、したい・・・あの唇の感触、きっと柔らかいんだろうな・・・キスして、それから、あの舌に、俺の舌を絡ませて、唇の奥まで、俺の舌を入れて・・・い、いや、それはまずいだろ・・・気付かれたら・・・)

 柏原は、梨沙の乳房を両手で揉みながら、しばし葛藤した。良心の声と悪魔の囁き・・・しかし、やはり最後に勝ったのは、悪魔の囁きの方だった。
(少しだけなら・・・ああ、梨沙ちゃんと、ついにキス、できる・・・)
柏原は、少女の美しい寝顔を見つめながら、ゆっくりと唇を近づけていった・・・


 その瞬間、梨沙の目がぱっと開いた。
「・・・え?・・・柏原くん?・・・あ、あぁん・・・い、いやん・・・」
一瞬、何が起こっているのか分からなかった梨沙だったが、すぐに、柏原が胸を揉んでいること、今まさに、キスをしようとしていることを悟った。全裸で横たわっている自分に、男子が覆い被さっているのだ。
「え?・・・か、柏原くんっ!?」

 最悪のタイミングで梨沙の目が覚めてしまったことに動揺し、柏原は硬直した。
「あ・・・ち、違うんだ、こ、これは、その・・・」
きっとした眼で睨みつける梨沙に圧倒され、柏原の視線が泳いだ。さっきまでの強気な態度は見る影もなかった。

 パチーーーンッ!
次の瞬間、梨沙は思いっきりスナップを効かせ、柏原の頬をひっぱたいた。
「最っ低、柏原くん! 変態!、ドスケベ!、バカッ!・・・」
呆然としている柏原に向かって、梨沙はありったけの罵詈雑言を浴びせた。
「ほら、早く出てって!、出てってよ!」
梨沙は両腕で柏原の身体をぐっと押し、ベッドからどかせた。そして素早く立ち上がり、ぴしゃりとカーテンを閉めた。 
「今すぐ、帰って! 二宮先生、呼んできてよ!」


 「ご、ごめん、梨沙ちゃん・・・」
柏原はすっかり動揺し、それ以上言葉で出てこなかった。悪気はなかった、つい出来心で・・・しかし、そんなことを言っても、梨沙の怒りに油を注ぐだけだと分かっていた。梨沙ちゃんに軽蔑されてしまった・・・
「分かった・・・それじゃあ、俺、先に帰るよ・・・」

 柏原が保健室の鍵を開け、扉をゆっくり開けると、ぎょっとして立ち止まった。
「・・・せ、先生・・・」

 そこには、20代半ばの美人教師が立っていた。
「あーあ、せっかく気を利かせたのに、嫌われちゃったみたいね、柏原くん? だから言ったでしょ、変なことしちゃだめよって。」
仁美は呆れた顔でそう言うと、ぽんぽんと柏原の肩を叩いた。そして柏原の耳に口を近付け、小さく囁いた。
「ま、今日はおとなしくお家に帰って、ゆっくり反省しなさい・・・大丈夫、こういう時は、時間を置くに限るのよ・・・女の子と付き合いたかったら、焦っちゃだめよ。特に梨沙ちゃんみたいな真面目な子の場合はね。」



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