PART 38(bba)

 メールの内容は以下のとおりだった。

『命令:教師が板書をしている間は、腰をグラインドさせること。グラインドって分かるかな? フラフープみたいに、腰を回せばいいんだよ。ちゃんとグラインドができているかどうかは、荒木が判定すること。』

 (ぐ、グラインドって?!)
あまりに無体な命令に、梨沙は顔を引きつらせた。フラフープみたいに腰を回せと言われても、イスに固定されたディルドに身体を突き刺されている状態でそんなことをしたら・・・

 戸惑う梨沙をあざ笑うように、再びメールが着信した。
『ほら、早く! 罰ゲームは・・・まずは、スカートを校庭に落としちゃおうかな』

 (え、そんな!)
梨沙が窓の方を見ると、窓側の席の鮎川がいつの間にか梨沙のスカートを持ち、窓の外にその手を出していた。その手をもし離されたら、梨沙は下半身裸の姿でそれを取りに行かなければならない・・・
(や、やめて、そんなの!)
ついに梨沙は、腰を小さく動かし始めた。
「・・・あ、あっ、あんっ!」
固い棒に膣内を抉られ、梨沙は身体を弓なりに反らせ、小さな声を漏らした。両手で必死に口を押さえたため、板書をしている寺原に聞こえることはなかった。

 斜め前の荒木が振り返り、「がんばって」と声を出さずに口の形だけで伝えてきた。しかしそれは、その程度のグラインドでは認めない、という非情な宣告でもあった。

 それから数分間、梨沙を意地悪な目で見つめるクラスメイト達にとって、堪らない光景が展開された。寺原が板書を始めた途端、下半身剥き出しの少女が腰を前後左右に振り、喘ぎ声を殺そうと必死に口を手で押さえ、身体を後ろにしならせる、というシーンが何回も繰り返されているのだ。荒木がなかなか認めないため、少女の腰の振り方は徐々に大きく、リズミカルになっていった。それはAVを見慣れた男子達にとって、騎乗位で自ら腰を振って快感を貪るAV女優の姿、あるいはディルドオナニーものそのものだった。しかもここはAVの撮影スタジオではなく、ごく普通の高校の授業中の教室で、演じているのはAV女優ではなく、全校の男子から憧れられている美少女生徒会長なのだ・・・

 また、寺原が板書の手を止めた瞬間に、梨沙のグラインドが止まるのも面白い見せ物だった。なんか、だるまさん転んだみたい、と麗奈が呟くと、教室中にクスクス笑いが広がり、梨沙が耳まで真っ赤にして恥辱を覚えた。


 そして梨沙がようやくグラインドを修得した頃、またもやメールが着信した。

『命令:・グラインドをする時は、両膝が机の外に出るまで開くこと。
    ・また、3回腰を回す毎に1回腰を上げ、ディルドを膣から抜いてから、再び奥まで咥える動作をすること
    ・上記動作の判定は、引き続き荒木に委ねる』

 (ひ、ひ、ひどい・・・)
梨沙は顔面を蒼白にして震えた。この指示が、どんなに卑猥なことを強制しているのか、梨沙にもよく分かった。それはどう考えても、男性とのセックスを模した行為を、授業中の教室で、教師の目を盗んで行え、という命令だった。しかも両足をそんなに大きく開いたら、恥ずかしい部分にディルドが出し入れされる様子が、前の生徒達から丸見えになってしまう。もちろん、岩本によって机の前に設置されたカメラにももろに録画されてしまう・・・

 しかしやはり、スカートを窓際で振られては、梨沙に選択の余地はなかった。それに、あの動画を握られている以上、世界中に痴態を公開されるよりは、教室内での恥辱を選ぶしかなかった・・・

 こうして梨沙は、さっきまでよりも遥かに恥ずかしい行為に没頭しなければならなくなった。
寺原が板書を始めた隙を盗んで、両膝が机の外に出るまで股を大きく開く。そしてそのまま、腰をグラインドさせ、自ら膣内を抉らせる。さらに、3回グラインドした後は、腰を素早く持ち上げてディルドを秘裂から抜き、すぐに腰を下ろして奥まで咥え込む・・・


 「・・・ぁ、ぁ、ぁん、・・・っく、く、くぅぅ・・・」
特に腰を上げた時にディルドのカリに膣を抉られ、腰を下ろすときに勢い余って奥まで突き刺されてしまう時の快感は脳天を貫くような刺激をもたらした。先生、早く板書を終わって・・・梨沙は必死にそう祈って数学教師の後ろ姿を見つめるのだった。

 そして、T大も狙えるという成績優秀な美少女による、教師の目を盗んでのディルドオナニーショーは、その後十数分続いた。男子達はもはや興奮を抑えきれない表情で梨沙の下半身を見つめ、女子達は完全に呆れた表情で梨沙が腰を振り立てる姿を観察していた。

 (おい、見てみろよ・・・イスの上!)
(おお、ぐしょ濡れじゃん・・・池ができてるぞ!)
(嘘、やだあ、最っ低・・・)
(男子が見ている前で・・・そこまでしろって言われてないよね?(笑))
(授業中にディルド咥えて大股開きで腰振っちゃってアソコ濡らしちゃうって、どんな変態?(笑))
(命令されれば何でもしちゃうんだね、梨沙ちゃんって・・・すっごく、嬉しそう・・・)
板書が終わり、必死にノートを取っている最中に、聞こえよがしのひそひそ話が囁かれ、梨沙をさらなる恥辱地獄に突き落とした。

 そしてそれからは、梨沙にとって幸運なことに、寺原は単元の最後の応用問題を生徒達に解くように指示し、教卓の前の椅子にどっかと座り込んだ。
「まあ簡単には解けないと思うが、じっくり考えてみろ。」

 (あ、あと、17分・・・)
梨沙は教室の時計をちらりと見上げ、授業がこのまま終わることを必死に祈った。せめて、寺原先生にはこんな恥ずかしい姿を見られたくない・・・

 そしてそれから数分した時、教室の前の扉が開いた。
(・・・!)
教壇の上からなら見えないが、教室の扉から見れば、梨沙の下半身は見えてしまう・・・手で隠すことも禁じられている梨沙は、必死に見つからないことを祈るばかりだった。

 「寺原先生、ちょっと・・・」
扉から顔を出したのは、学年主任で体育教師の富田だった。急ぎの用のようで、生徒達の方を見ることはなかった。

 「え、はい・・・」
寺原は学年主任の顔を見た途端、背筋を伸ばして立ち上がった。そして扉の方に歩きながら時計をちらりと見ると、少し考える素振りをした。
「それじゃあこの解答、誰かに書いておいてもらうことにするか・・・とは言っても、これが解けるのは、相原か・・・ああ、谷村もいるな・・・それじゃあ谷村、この問題の解答、黒板に書いておいてくれ。もし戻ってこなかったら、解説の方も頼む。」
寺原はそう言うと、生徒達を見もせず、教室の外へと出て行った。そのまますぐに、二人の足音が遠ざかっていった。

 ふぅぅ・・・張り詰めていた教室の雰囲気が一気に解け、生徒達は思わず大きく息を吐いた。
「危なかったね、梨沙ちゃん、もし振り向かれたらアウトだったね。しかも富田にもばれちゃって。」
「富田って、絶対梨沙ちゃんのこと、エロい目で見てるから、喜んだだろうな。」
「見つかったら全裸になるとこだったね、梨沙ちゃん、危なかったね。」
「この調子で金曜まで見つからないといいね(笑)」

 「おいおい、何のんびりしてるんだよ、梨沙ちゃん。」
屈辱に身体を震わせていた梨沙に対し、荒木が厳しい口調で言った。
「授業は完璧に受けなきゃいけないんだろ。早く黒板に書いてくれよ、模範解答。」

 あはは、そうだそうだ、と調子に乗った男子達が囃し立てた。それはつまり、下半身丸出しの姿で教壇に上がり、数学の解答を板書する、というショーの始まりだった。日常的な授業の風景を下半身裸で演じさせる・・・それは、教卓の上でのM字開脚とはまた別の刺激があった。
「ほら梨沙ちゃん、真面目にやらないと、アイリスさんに罰点って報告するよ!」
荒木が駄目押しをして、梨沙に新たな恥辱ショーを命令した。

 (み、みんな、ひどい・・・)
梨沙は誰も味方がいないことを悟り、ゆっくりと椅子から立ち上がった。
「あ、あ、あんっ!」
ディルドが膣から抜け出る瞬間、愛液がぼとりと垂れ落ち、梨沙は思わず喘いだ。ちょっと、いい加減にしてよ、信じられない・・・女子達の蔑んだ声がまた聞こえた。

 コツコツコツ・・・淫靡な静寂に包まれた教室の中で、板書の乾いた音だけが響いていた。
 そして誰も、その少女が書いている解答に興味は持っていなかった。皆が見ているのは、少女のふくよかで真っ白なお尻が丸出しになり、板書の度にぷるぷると震える、その恥辱の光景だった。
「しっかし梨沙ちゃん、おっぱいも大きいけど、ケツもいいよなあ。」
「でもさっきまでさあ、あの尻の間から、ディルドが出たり入ったりしてるのが見えたから、なんかおかしな気分になりそうだなあ。」
「ねえ梨沙ちゃん、お尻振りながら書いてよ。」
「それとかさ、右手では板書、左手ではケツの穴開くとかさ、何か芸無いの?」
「おいおい、いつから梨沙ちゃん、ストリッパーになったんだよ?(笑)」
「だけどさあ、ストリッパーだって、自分の学校のクラスでM字開脚とか、授業中にディルドオナニーしないでしょ(笑)」
教師がいない気楽さもあり、生徒達は梨沙の丸出しの尻を鑑賞しながら、好き勝手なことを言って言葉なぶりを楽しんでいた。

 (も、もう、いや、こんなの・・・)
梨沙は露出した生尻に視線が集中しているのを感じながらも、必死に解答を書くしかなかった。いつ寺原が戻ってくるか分からないのだから、1秒でも早く解答を書き終わること・・・それが梨沙にできる精一杯のことだった。

 せめて芳佳に庇って欲しかったが、それができない理由も分かっていた。きっと、まだ上の方で交渉中なんだ・・・だから、アイリスに中継されている中で、私と親しいと思われることは控えなければならない・・・大丈夫よ、芳佳ちゃん、私・・・このくらい・・・しかしもはや、自分が何のために恥辱地獄を耐えているのか、よく分からなくなっていた梨沙だった。

 そして梨沙はようやく、難しい応用問題の解答を書ききった。まだ、寺原は戻ってこない・・・梨沙はほんの少しだけ安堵し、自分の席に戻ろうとした。

 ガラガラガラ・・・その時、いきなり教室の扉が開き始めた。

 (・・・戻ってきた!!)
梨沙は一瞬、絶望に捕らわれた。見られてしまう、この姿を、寺原先生に・・・しかし梨沙は、気力を振り絞り、教卓のすぐ脇に身体を寄せた。幸い自分は、教卓の窓側にいるので、ここなら廊下側の先生からは、上半身しか見えない・・・

 「おう、待たせたな・・・」
寺原は後ろ手に扉を閉めながら、黒板を見た。
「ほう、さすが谷村、もう解答を書き終わったのか、早いな。」

 「・・・は、はい・・・これで合ってますか?」
梨沙は緊張を悟られないよう、必死に普通の声を出した。ただ、腰は無意識に教卓にぴたりと付きそうなほどに近付けていた。

 (いや、みんな、そんな目で見ないで!)
女子生徒が意味深な目で、男子生徒がにやにやしながら自分の下半身を見ているのが視界に入り、梨沙は内心で悲鳴をあげた。せっかく自分が普段通りにしているのに、みんながそんな意味ありげな顔で見たら、先生が気付いてしまう・・・梨沙は内心で懇願したが、目を逸らしてくれる生徒はほとんどいなかった・・・


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