PART 39(bba)

 「・・・ああ、合ってるっていうか、教師用の教科書に書いてある解答よりすっきりしてて、美しい解答だよ、谷村。」
しばらく沈黙していた寺原が口を開いた。顎に手を当て、しばらく何度もうなずいていた。
「相原だって、こんな解き方は思いつかなかったんじゃないか?」

 「・・・はい、そうですね・・・谷村さんらしい、スマートな解答だと思います。」
窓際の一番前の席の相原は寺原の顔を見ながら如才なく答えた。しかしその角度からだと、同時に梨沙のぷりんとしたお尻が真正面に見えているに違いなかった。

 「よし、それじゃあ谷村、解説も頼むよ。3パラグラフの前がちょっと皆には分かりにくいと思うから、特にそこを丁寧に説明してやってくれ。」
寺原はそう言うと、扉の近くにある丸椅子を引っ張って腰掛けた。

 「は、はい・・・」
梨沙はほっとすると同時に、更なる羞恥を感じた。解説をするということは、生徒達の方を向かなければならない。でも・・・

 「どうした谷村、俺の顔を見ても仕方ないだろ。みんなの方を見て、説明してくれよ。」
教卓に身体を向けている梨沙を不審に重い、寺原が声をかけた。あはは、寺原、グッジョブ、と生徒達がその鈍感ぶりに笑いを押し殺していることにはもちろん気付いていなかった。

 「そ、そうですね」
寺原の表情が少し変わったのを見て、梨沙は慌ててにっこりと笑顔を作った。
「それでは、私の解答を説明します・・・」 

 そして、梨沙にとっては羞恥の極みであり、クラスメイト達にとってはこの上なく面白いショーが開催されることになった。 

 「えー、この問題のポイントは、2つあると思いました。一つはこの部分ですが・・・」
梨沙はクラスメイト達の方に体を向け、刺し棒で自分の板書を刺しながら説明を開始した。
(い、いや、そんな眼で見ないで、みんな・・・)
梨沙はクラスメイト達が説明など全く聞かず、パンティもスカートもはいていない露わな下半身に視線を集中させているのを感じながら、必死に笑顔を作り、声が震えないようにしていた。寺原が入り口近くの椅子に座ったままで立つ気配がないのが唯一の救いだった。(お願い、このまま終わって・・・)

 2時間目の授業を終わりに近い静かな教室の中、一人の美少女が黒板の前に立ち、鈴のような澄んだ声で、滑らかに数学の解法を説明していた。その姿を、担当教師は顎の下に手を当て、満足げに見つめていた。そこまではある意味、日常的な光景だった。

 しかし、その少女が下半身に身に付けているのは濃緑のハイソックスだけ、というのが決定的に非日常的だった。いつもは可憐なスカートで隠れている生白い下腹部、太股、そして股間の淡い繊毛、中央の縦の溝・・・クラスメイトの前でその全てを露わにしながら立ち、その少女は数学の解答を説明しているのだった。
 そしてまた、クラスメイト達は意地悪な発見をしてしまった。滑らかに説明をしながらも、その脚は小さく震え続けていた。そして、説明が半ばにさしかかったころ、その秘裂から、透明な粘液がこぼれ、つーっと脚の間の床に落ちたのだ。また、他の粘液の筋は、梨沙の内ももを辿って下に落ち始めていた。

 (おい、谷村、オマンコ丸出しで説明させられて、感じてるぞ!(笑))
(なーんだ、やっぱり嬉しいんだ)
(あ、梨沙ちゃんも気付いた! 今顔色が変わったよ(笑))
(あはは、みんなにマン汁垂れ流してるの見られながら、数学の解説を続けなきゃいけないって、どんな気持ちかな?)
(そんなに嬉しいんなら、もう最初から素っ裸で授業受ければいいのよ。)
(それどころか、休み時間だって部活だって生徒総会だって、ぜーんぶすっぽんぽんでやらせてみようか?(笑))
(それにしても、どんどん出てくるわねえ・・・恥じらいってものがないのかしら、生徒会長さんは?)

 「えー、そして、ここからがもう一つのポイントとなります。これは、前回の授業で、寺原先生がヒントをおっしゃっていたのを思い出して、このように解いてみました・・・」
(いや、やめて! そんなこと言わないで!)
ひそひそ話の一部が耳に入り、梨沙は笑顔の裏で悲鳴をあげていた。そしてまた、揶揄の声に恥辱を味わう度に、身体の奥がジンと熱くなり、ジュワッと愛液が溢れ出すのを感じ、戦慄に身体を震わせた。
(う、うそ、私、感じてなんか!・・・な、何、これっ!? どうして出てきちゃうの? い、いや、出ないで・・・)

 梨沙が恥辱まみれになりながらようやく説明を終えたのとほぼ同時に、授業の終了を告げる鐘の音が聞こえた。 

 「はい、素晴らしい解答をしてくれた谷村に拍手!」
寺原が満足気に言うと、教室が拍手に包まれた。そして内藤がさりげなく教壇の上に置いてあった教材を取って手渡すと、寺原はそのまま教室を出ていった。

 「あはは、良かったね、梨沙ちゃん、先生に褒められて」
「また心証アップだね。さすが優等生の生徒会長さん!」
「今度はすっぽんぽん解説したら、先生もすっごく喜ぶんじゃない?」

 ・・・梨沙は揶揄の声を背中で受け流しながら、誰かが机の上に置いた自分のスカートを着て、わなわなと震えながら、椅子の上にこぼれている自分の愛液を拭いた。そして一瞬ためらった後、ディルドが生えている上からゆっくりと腰を下ろし、再びその亀頭部分を秘裂の中に咥えこんでいった。
「・・・あ、く、く、くぅぅ・・・」
早く座らないと、他のクラスの子が入ってきちゃう・・・彼らに気付かれないためには、ノーパンスカートの状態でその椅子に座るしかなかった。

 そして梨沙が腰を下ろしていたその途中に、教室の扉がけたたましい音を立てて開いた。
「ねえねえ、梨沙ちゃん、知ってる?」
「また学校中が大騒ぎになってるよ。」
それは、2組のゆきなとみどりだった。

 「え、どうしたの?」
梨沙は平静を装って言いながら、最悪の展開に内心で困惑していた。この2人は前は友達だと思っていたが、この前の芳佳のアドバイスで、ショウブ堂と繋がっているのではないかと疑っていた。

 「え、だからさ、また校庭にね、ブラとショーツが落ちてたんだって。」
「それでね、今、悪ふざけした男子が、それを学校の掲示板に貼り付けちゃって、みんなに見えるようにしてるみたい。ねえ、すぐに来てくれるよね?」
ゆきなはそう言うと、梨沙の腕を両手で掴んだ。

 「ちょ、ちょっと待って!」
焦った梨沙の声が思いのほか強く響き、教室中の視線が梨沙に集中した。1組のクラスメイト達は興味津々の、他のクラスの生徒は驚いた顔をしていた。
「・・・ご、ごめんなさい、ちょっと今、気分が悪くて・・・放課後になったら、ちゃんと対応するから・・・」
ここで立ち上がったら、椅子に突き立てられたディルドが見つかってしまう。そして、今までそれを咥えて座っていたことも、そのディルドが愛液まみれでねっとりとぬめり光っていることも・・・

 何とか二人を追い返した梨沙は、そのままじっと椅子に座り続けるしかなかった。そして次の授業の開始時にはまた、スカートを脱がなければならないと思うと、気が遠くなるのを感じた。梨沙はぼんやりと時間割表を眺め、次の瞬間、大きく目を見開いた。月曜日の3時間目と4時間目は体育だった・・・
「あ、ああ、そんな・・・」
移動中はスカートをはいていいとされていたが、授業中は下半身裸というルールが体育には除外とは書いていなかった。それじゃあ、これから私、校庭で、下半身裸に!?・・・

 「梨沙ちゃん、大丈夫よ・・・っていうか、今頃気付いたの、次が体育ってこと?」
その時、後ろの席の牧原麗奈の声が聞こえた。え、と振り向く梨沙の要領を得ない顔に呆れた表情をした。
「・・・まあいいわ、実はね、芳佳ちゃんに頼まれたの・・・」
麗奈は周りを見ながら、梨沙の耳元に口を寄せて囁いた。

 麗奈が芳佳から聞いたという話の要点はこうだった。
 ・梨沙は恐らく、アイリスの罠にはまり、失神している最中に感じやすい身体にされてしまった。
 ・でも梨沙が身を挺してでもみんなのために頑張っていたことは信じてあげて欲しい。
 ・麗奈が梨沙を快く思っていないことは知っているが、クラスの中で最も頼りになると見込んで、
  敢えて応援をお願いしたい
 ・芳佳自身は、今、梨沙と繋がっているところをアイリスに知られてはまずい立場にある
「・・・まあ、そこまで見込んでくれるんなら、私も意気に感じたってわけで・・・メール見て」

 梨沙が携帯端末の画面を見ると、そこでは麗奈とアイリスでやりとりされたメールが受信されていた。そのメールで、麗奈は、体育の授業は外で行うのだから、移動中や通学中と同じ扱いとすべきだと主張し、アイリスから条件付きでの譲歩を引き出していた。
 麗奈に礼を言った梨沙だったが、アイリスからの条件を読んで、梨沙の表情が強ばった。

『・移動時と同様に、ノーパンノーブラはもちろん、グッズ(b)も装着すること。
 ・下はハーフパンツではなく、ブルマーをはくこと
 ・ブルマーの股間の真下の5センチに縦の切れ目を入れて置くこと。』

 ノーパンの上にブルマーを履き、さらに切れ目を入れられる・・・梨沙は呆然としてその文面を見つめた。

 「ごめんね、梨沙ちゃん。ここまでが精一杯だったの。・・・大丈夫、次の体育はハンドボールだから。梨沙ちゃんは、コートの隅の方でじっとしてればいいよ。真下に切れ目があっても、脚を開かなければ見えないし。」
麗奈は梨沙の肩を軽く叩いた。
「それじゃあ売店に行って、ブルマー買ってくるからね。梨沙ちゃんは休み時間はここを動けないもんね、待っててね。」
麗奈はそう言うと、仲良しの早川玲香と連れだって教室を出ていった。

 休み時間が終わり、3時間目の開始を告げる鐘が鳴ると、梨沙は椅子を立ち上がり、ディルドを一時的に取り外して机の中にしまった。そしてぎりぎりに戻ってきた麗奈と玲香と一緒にそそくさと更衣室に向かった。

 そして更衣室でそのブルマーを渡された梨沙は、それを手に取って小さく顔を歪めた。
「あ、ありがとう・・・ただあの、これ、ちょっと小さくない?」

 「あ、そうなの、一つしかブルマーがなくって、ごめんね、」
麗奈はそう言ったが、それは大して気にしていない口ぶりだった。
「・・・でも、履けないことはないよね?」

 「あ、うん、もちろん、・・・大丈夫、履けそう・・・」
梨沙はスカートを履いたままそのブルマーに脚を通し、引っ張り上げながら言った。すこしきついけど、何とかなりそう、かな・・・
「あ、あ、これ!」
ブルマーをしっかり履いて、スカートを下ろしながら、梨沙は小さく悲鳴を上げた。その股間の真下にはもう切れ目が入れてあり、その間から、梨沙の恥毛が数本、こぼれ出てしまっていた。

 「それからさ、梨沙ちゃん、グッズ(b)って、これだよね・・・」
麗奈は右手を差し出して開いた。その手のひらには、ピンク色で楕円状のプラスチック製品がちょこんと乗っていた。


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