PART 42(bbbaa)

 「梨沙ちゃん、あと1分だって。ちゃんと最後までイかなきゃだめよ。」
後ろの女子高生が耳元に囁いた。
「潮吹きまでしなかったら、私達、どっかに行っちゃうからね。それから、イく時はちゃんと教えてね。」

 「そ、そんな・・・お願い・・・あ、あはあん・・・く、くうぅ・・・」
梨沙は掠れ声で懇願したが、反応はなかった。

 やるしかない、やるしかないのよ・・・梨沙は目を閉じたまま、乳房と秘部を責める手の動きを更に激しくした。潮を吹く方法、イく時に失神しない方法、全て叩き込まれていた梨沙にとって、それは不可能ではなかった。ただ、目を開けないこと、大きな声を出さないこと、を守りながらというのは初めてだった。

 停止した朝の通勤電車の中、窓際からは、微かに女子高生の喘ぎ声が漏れて聞こえていた。は、はぁ・・・あ、あっ・・・んんん・・・しかし周囲の事情を知らない客達にとって、それは些事でしかなかった。少し体調が悪いのかな、でも周りに何人も友達がいて気遣っているようだし、大丈夫なんだろう・・・皆、手元の携帯端末をいじったり、新聞を読んだり、吊り広告を見たり、目をつぶったりと、思い思いに電車の再開を待っていた。

 「・・・あ、は、はぁ、はぁ、ばぁ・・・あっ、あぅ、あぁ・・・」
梨沙は乳房も秘部も丸出しでがに股の格好のままで自分を責め続け、喘ぎ声の間隔も徐々に短く、声のトーンも高くなっていた。もうすぐ、もうすぐで、私、イッちゃう・・・異常な状況の中で露出オナニーを続けた結果、梨沙の理性はすっかりとろけていた。頭の中は真っ白になり、ひたすら快感を貪ることに没頭していた。ここをこうすれば、すっごく、気持ちいい筈・・・
「あっ、ああっ・・・イいきます・・・」
梨沙は大股開きの脚をブルブルと震わせながら、周囲の女子高生達だけに聞こえる声で言った。淫らに動く手の動きはもはや自らの意思では止められなくなっていた。

 「うわ、すっごい、梨沙ちゃん、本当にイッちゃうんだ!」
後ろから、女子高生の囁き声が聞こえた。
「だけどさ、すぐ目の前でみんなが見てるのに、よくできるわね? なんか、撮影してる人もいるみたいだし。」
えー、立ったままでえ?、電車の中で?、みんな見てるのに、ホントに?とヒソヒソ言いながら小さく笑う声が続いた。

 え、どういうこと?・・・梨沙は思わず目を薄く開けた。そして、目の前に別の電車が止まっていて、何人もの男性が食い入るような視線で見ていることを知ると、一気に眼を大きく見開いた。
「ひ、ひ、ひいぃ・・い、いやっ、だ、駄目ぇっ!」

 その瞬間、梨沙の大股開きの膝がガクガクっと震えた。そしてほぼ同時に、秘裂から透明な液体が迸り、一直線に飛び出てきた。それは、潮吹き絶頂の瞬間だった。
「あ、ああ、いっ、いぃぃ・・・」
目の前に何人もの男性の目があるのを感じながら、梨沙は吹き出す潮と震える身体を止めることができなかった。両手も痙攣したように震え、恥ずかしい部分を隠すことができない。

 電車がゆっくと動き出した。N高女子達は、崩れそうになる梨沙の身体を両側から支えた。
「大丈夫、梨沙ちゃん?」
「具合悪いの?」
「立てる? 一旦次で降りる?」
それは、いかにも体調の悪い友人を気遣う友達の雰囲気だった。

 しかしその実態は、梨沙に対する恥辱責めの効果を最大にするための意地悪だった。崩れ落ちそうになる身体を支えられたため、梨沙は脚をガクガクと震わせながら絶頂に達している姿を、向かいの電車の乗客達に披露することになった。また、秘裂から飛び出ている潮は斜め前に飛び、扉のガラスにぶつかっていた。電車が徐々に加速していくにつれ、向かいの電車の違う客達の目の前に絶頂している肢体をさらすことになり、梨沙は声にならない悲鳴をあげた。
「ひっ、ひぃぃ・・・」
今、目の前にはOLらしきおしゃれな女性がいて、驚愕に目を見開いていた。その次は、制服を来た女子高生、メガネのサラリーマン、男子高校生、女子大生・・・梨沙は目を閉じることもできず、がに股で立ったまま、脚をガクガクと震わせ、秘裂から勢いよく潮を吹き続けた・・・


 電車がホームを出たところで、ようやく潮吹きが止まった。荒い息を吐いて身体の興奮が収まるのを待っている梨沙に、N高女子が後ろからささやいた。
「どうだった、露出狂の梨沙ちゃん? 何百人にイくところ見られちゃったご感想はどう?」
「ねえ、いつまでおっぱいとアソコ丸出しにしてるつもり?(笑)」
「窓のところ、だらだら落ちてきてるのがすごくエロいんだけど。」
「あんまり気持ち良さそうにガクガク震えるから、支えてるのが大変だったんだけど。(笑)」
「ああ、おもしろかった。ほら、次の駅につく前に早くスカートはいた方がいいよ。」

 梨沙は固く目をつぶったまま、唇を半開きにして熱い息を漏らし、ひたすら恥辱に耐えるしかなかった。脚を固く閉じていたが、黒川の叱責する声は聞こえてこなかった。

---------------------☆☆☆--------------------------☆☆☆-----------------------------☆☆☆--------------------

 電車が渋谷に着くと、梨沙はN高の女子達からようやく解放された。じゃあまたね、バスケの対抗戦で来たら応援してあげるよ、と言いながら去っていく女子高生達を見ながら、梨沙はしばらく呆然と立ち尽くしていた。結局、女子高生達はスカートと鞄を返してくれたが、下着は持って行ってしまった。

 『おい、何があったんだ、梨沙。ちゃんと説明してみろ。ちょっと待ってやるから、すぐに電話しろよ。』
インカムから、ようやく黒川の声が聞こえた。

 梨沙は改札を出てからあたりを見回すと、人が通らなそうな路地裏に入り、黒川に電話をかけた。最初は恥ずかしい部分をごまかそうとした梨沙だったが、黒川の追及がそれを許さなかった。結局梨沙は、女子高生達に囲まれながら脅され、電車の中で乳房も秘部も丸出しにさせられ、オナニーまでさせられてしまい、最後には潮を吹いてしまったこと、目の前には別の電車が止まっていて、大勢の目に晒されたこと・・・を告白した。

 梨沙の話を聞き終わった黒川は、ひとしきり笑ってから言った。
「あはは、そりゃ災難だったな、梨沙。だけど途中から、お前ぐしょ濡れだっただろ? で、最後は痙攣しながら潮吹くところを晒すって、いや、大したもんだ。どうだ、気持ち良かっただろ?」
さんざん梨沙をからかってから、黒川は最後に言った。
「そうすると、一番問題なのは、止まっていた時の向かいの車両の連中だな。大丈夫、実はちょっとおかしいと思ってたから、手は打ってあるぞ。・・・何しろあの車両では、痴漢もののロケハンをしてる最中だったからな。それから、N高の女子達は、これ以上調子に乗らないように締めとくから、明日からは心配しなくていいぞ。」

---------------------☆☆☆--------------------------☆☆☆-----------------------------☆☆☆--------------------

 しかし、梨沙には安心する暇など与えられることはなかった。その日の午後の授業中、黒川から1通のメールが来たのだ。
『今から全校生徒のメーリングリストに、この3枚の写真を送ること。メールの本文には、次の文章をコピペすること。今から10分以内に送らなかったら、この時の動画をフルでネットに公開するからな。』

 (そ、そんな・・・!)
こっそりメールを見た梨沙の顔が引きつった。そこには、さっきの電車の中での痴態の写真が添付されていた。1枚目はスカートの下からパンティを映した写真、2枚目はパンティもスカートもなくなり、裸のがに股の下半身を真下から映した写真、そして3枚目は、胸もはだけられて乳房も下半身も晒し、潮吹きしている瞬間の写真だった・・・

 向かいの電車からも撮影されていた!・・・痴漢もののロケハンをしていた、という言葉が梨沙の脳裏に蘇った。ひどい、それじゃああの時、私がどういう状況だったか、本当は黒川は分かっていたはず・・・それなのに・・・梨沙はしばらく呆然としていた。授業をしている教師の声は聞こえるが、全く頭の中で意味をなさなかった。

 しかし、恨みがましく思っても今はどうすることもできなかった。遊園地の動画に、今度の電車の動画まで撮られてしまっては、どんなに辛くても、黒川の命令に従うしかないのだ。あと、8分しかない・・・

 コツ、コツ、コツ・・・教師がしばらく板書を続ける中、梨沙は頬を真っ赤に染め、手を震わせながら必死にメールを作成していた。この前は放尿している画像を公開されたのに、今度は絶頂に達して、潮を吹いてしまった瞬間の写真を全校生徒に送らなければならないのだから、身体が震えるのも当然だった。しかも最後の写真は学校のリボンを付けた全身像が映っていて、目の部分だけにうっすらとモザイクがかかっているだけだった。それを、自分の携帯から送らせるなんて・・・こんな言葉、いやあ・・・

 その5分後。クラス全員の携帯がメールの着信を告げた。そして一人がちらっとそのメールを見ると、おおおっ、と低いうめき声を上げ、一気にクラス全員がメールを見た。

 そのメールの発信者は梨沙であり、本文には以下のように書かれていた。
 『2年1組の皆様。谷村梨沙です。私、今日は電車で露出しちゃいました。まず、スカートの中の写真を自分の靴に付けたカメラで撮って、それから、スカートとパンティを脱いで、下半身裸になっちゃいました。それから、ブラウスもはだけて胸を出して、オッパイもオマンコも丸出しにして、オナニー、しちゃいました。向かいの電車の人に見られたから興奮しちゃって、イく時に潮を吹いちゃいました。梨沙、学校ではまじめな顔して生徒会長してるけど、本当はドスケベの変態なんです。エッチな梨沙の写真、みんなで見てくださいね。』
そして3枚の写真を見た生徒達は、え、これって?・・・まさか、潮吹き(笑)、とひそひそ盛り上がった。

 「おい、何だ! 携帯はしまえ! できないんなら、校則を変えて携帯の所持を不可にするぞ!」
教師の大きな声が聞こえると、とりあえずその場は静かになり、授業が進行していった。

 ・・・その日の午後、梨沙は好奇の眼差しを浴び、ひそひそ声を聞かされながら過ごさなければならなかった。生徒会の役員を中心に、あのメールは嫌がらせのなりすましだ、と必死に火消しが行われたが、効果は十分とは言えなかった。特に3枚目の写真はあまりにも衝撃的で、また、乱れた髪や悶える表情も、コラージュにするためのそんな都合の良い画像があるはずないと思われたためだ。騒ぎに気づいた教師達からも、とにかく毅然としているように、と言われた梨沙は、その写真に全く覚えがないという顔をして過ごすことになった。

---------------------☆☆☆--------------------------☆☆☆-----------------------------☆☆☆--------------------

 梨沙への露出調教はそれで終わりではなかった。次の命令はその一週間後、ようやく電車内の絶頂写真の件が収まりかけた時だった。
『放課後になったらすぐ、写真部の部室に行くこと。部室の中に入ったら、メールを返信すること。』
黒川からのメールにはそれだけが記載されていた。どうして写真部に、と梨沙は嫌な予感を押さえることができなかった。

 ・・・その日の放課後。梨沙は友達の誘いを断り、まっすぐに写真部の部室に向かった。きっと、恥ずかしいことをさせられる・・・写真部のみんなに、撮られるの?・・・梨沙は悲壮な決意をすると、そのドアをノックし、中に入った。

 「あれ、梨沙ちゃん、どうしたの?」
部室の中には、部長の岩本と、部員4人がいた。そのうちの何人かは、以前梨沙の下着バスケを撮影した時にいた部員達だった。
「最近は大変だよね、ひどい嫌がらせされちゃって。ほんとにあの裸の写真、よくできてるもんねえ。」
岩本がにやにやしながら言った。
「で、今日は何の用ですか、生徒会長さん?」

 「ちょ、ちょっと待って・・・」
軽蔑していた男子にからかわれ、少しかっとなった梨沙だったが、今はそれどころではなかった。とにかく、黒川に返信をしないと・・・

 そしてその1分後。黒川からのメールを見た梨沙は愕然とした。しかし、岩本から促された梨沙は、そのメールの指示通りの言葉を口にするしかなかった。
「じ、実は私の、裸を撮って、いただきたいんです・・・まず、屋上でスカートを脱いで、3階でパンティを脱いで・・・2階でブレザーとブラウスを脱いで、・・・1階でブラジャーを脱いで・・・す、素っ裸になって、校舎の外階段を登って、屋上に戻りたいんです・・・」
呆然としている部員達を見ながら、梨沙は死ぬ思いで言った。
「それで、その全てを写真に撮って欲しいんです・・・後で、全校生徒にメールで送るために・・・実は私、本当に露出狂の、変態なんです・・・」


前章へ 目次へ 次章へ

カウンター