PART 44(ba)

 いくら内心で憤っても梨沙は意地悪な命令に従わざるを得なかった。でも、具体的な名称、って・・・散々躊躇った挙げ句、梨沙は蚊の鳴くような声で言った。
「あ、あの・・・わ、私の、せ、性器の中に、鍵が、入っていますので、と、取り出してください・・・」
うわぁ、私、何てことを・・・知らない男の人達の前で・・・でも、大勢に見られて、警察に通報されて、あの画像と動画を携帯アドレス全員に送られるのを避けるため、仕方ないのよ・・・梨沙は歯を食いしばりながら必死に自分に言い聞かせた。

 その瞬間、クスクスと押さえた笑い声が梨沙を取り囲む皆から聞こえた。うわ、ホントに変態?マジかよ?でも乳首立ってるぞ?とこそこそ話す声が梨沙の恥辱を煽った。
「・・・ねえお姉さん、もう少し分かりやすい言葉で言ってくれないと分からないな。それからもっと大きな声で、皆に聞こえるように言ってくれないと。早くしないと、俺達行っちゃうよ?」

 「わ、分かりました! ごめんなさい、言いますからっ!」
すっかり弱味を握られてしまった梨沙は必死に謝った。言うしかない、死ぬほど恥ずかしい言葉を・・・
「わ、私の、お、おまんこ、の中に入っている、鍵を、取り出して、くださいっ・・・あ、ああ・・・」
早朝の屋外で見知らぬ男達に囲まれ、丸出しの双乳を晒しながら、卑猥な言葉を叫ばされる・・・梨沙はあまりの恥辱に頭がぼうっとしてくるのを感じた。そして、身体の奧がじん、となるのを感じ、今度は別の悪寒に震えた。ま、まさか、私、感じちゃってる?・・・う、嘘でしょ、私、露出狂なんかじゃ・・・

 「嘘、お姉さん、すごいプレイするねえ?」
半笑いでからかいながら、男は呆れたように言った。
「オマンコの中に手錠の鍵を入れられておっぱい丸出しで放置されて、通りかかった人に助けてもらうゲーム、してるんだ? たまたま俺達だから良かったけど、柄の悪い連中に見つかってたらただじゃ済まなかったよ、お姉さん?」

 「・・・ご、ごめんなさい、お願い、早く、手錠を外して・・・」
軽蔑の目で見られていると分かっていても、梨沙は必死に懇願するしかなかった。

 「だけどさ、アソコの中に入っている鍵を取るためには、先輩・・・いや、お姉さんの下着、外さなくちゃいけないよね? ・・・いいのかなあ、こんな場所でアソコ丸出しにしちゃっても?」
途中で言葉を間違えた男は慌てて言い直し、梨沙の表情を窺った。幸い梨沙が気付いていない様子なのを見て、さらに言葉を続けた。
「まあ、俺達がこうやって囲んでいれば、他の人から見えることは無いと思うけどね・・・それじゃあ、お姉さんから、何を脱がして欲しいのか、具体的にお願いしてくれる? あ、気取った言い方じゃ分からないから、俺たちに分かる言葉でね。」

 「・・・は、はい・・・」
ひ、ひどい、わざと私に恥ずかしいお願いをさせるなんて・・・
「わ、私のスカートの中に手を入れて、バ、パンティを、脱がして、ください・・・」

 ぷっ、すげえっ、というひそひそ声が聞こえた。
「分かったよ、お姉さん。それじゃあ、正座のままじゃ脱がせられないから、そこで立ってくれる? 準備ができたら声をかけてね。」

 「・・・は、はい・・・」
いよいよ脱がされる・・・乳房だけでなく、女性がもっとも隠したい部分まで見られてしまうのだ。そしてそれだけでなく、中に指を入れられて・・・梨沙は羞恥に震えながら、ゆっくりと立ち上がった。自分は何かの台に登らされているのに、立ち上がってしまったら裸の上半身が遠くから見えてしまうのではないか・・・そう思っても、今はとにかく早くこの「ゲーム」を終わらせるしかない梨沙だった。
「準備が、できました・・・スカートの中に手を入れて、パンティを脱がせてください・・・お、お願い、中は見ないで・・・」

 すると、男の一人が階段を登ってくるのが分かった。梨沙のすぐ前に立ったのが気配で分かり、梨沙は身体を硬くした。
「それじゃあ、お姉さんのパンティ、脱がすからね・・・いいよね?」
男はわざと梨沙に尋ねて頷かせてから、スカートの中に手を入れた。ゆっくりと太股を触りながら両側の手を徐々に上げていき、その肌の感触をじっくりと味わった。
「すべすべでむっちりしてて、気持ちいいね、お姉さんの脚・・・あ、これがパンティだね?」
男はわざと口に出して周囲の男達に状況を知らせた。そしてついにその指はパンティのゴムをつかんだ。
「それじゃあ、下ろすよ、お姉さん・・・」

 「あ、あ、あん・・・」
見知らぬ男がスカートの中に手を入れパンティを徐々に下ろしていく・・・梨沙はあまりの羞恥と屈辱に思わず喘いだ。そしてその間にもパンティは下ろされ続け、ついにスカートの中で秘部が露出してしまった。
「ひ、ひぃ・・・あ、あぁ・・・」
梨沙は切なそうに眉をしかめ、目隠し越しにも凄まじく色っぽい表情を男達に晒した。

 そして男はそこからは一気にパンティを引き下げ、すとんと足下に落としてしまった。
「おお、お姉さんのパンティ、可愛いピンク! おとなしそうなパンティの癖に、露出狂なんて、すごいギャップだね!」
男がそう言うと、周囲の男達もつられて笑った。
「ほら、足を上げて。」
男はそう言うと梨沙の膝を軽く上げさせ、さっとパンティを抜き取ってしまった。
「どう、お日様の下でノーパンノーブラになった気分は? やっぱり嬉しいの、露出狂さんとしては?(笑)」

 「・・・お、お願い、言わないで・・・お願い・・・」
目隠しのままで直立させられ、身につけているものは、目隠しと首のリボンとスカートと、緑のソックスだけになってしまった梨沙は、力なく首を振った。
「か、鍵を、取ってください・・・お願い、します・・・」

 しかしその時、カシャッ、カシャッと音が聞こえた。それはさっきのように周りからではなく、ほぼ真下から聞こえた。そしてその音は途切れることなく何回も続いた。
「・・・い、いや、やめて、・・・写真に撮るなんて、ひどいっ・・・や、やめてっ」
ノーパンのスカートの中を下から撮られている!・・・16歳の女子高生にとても耐えられる筈もなく、梨沙は思わずその場にしゃがみ込んだ。しかし中腰になったところで、首輪が上に引っ張られ、それ以上は下げられなかった。

 その結果、梨沙にとって事態はさらに悪化してしまった。勢いよくしゃがんで中腰になったため、お尻を台の下のギャラリーに向かって突き出す形になってしまったのだ。
「おお、お尻丸見え、これはエロい!(笑)」
「っていうか、お尻の割れ目まで見えてるよ。」
「フラッシュ焚いて撮れば・・・あ、これ、お尻の穴じゃない?」
「こっちからカメラを差し込めば・・・おお、これはっ!(笑)」
男達は動揺する梨沙に更に興奮して、わざとシャッター音を聞こえるようにして写真を撮りまくった。

 「い、いやあっ!」
梨沙は慌ててその場に立ち上がった。
「ひ、ひどい、こんなのっ!・・・も、もうやめてっ!」

 しかしそれは、梨沙にとって最悪の事態を引き寄せただけだった。
「ちょっとお姉さん、何その言い方! パンティ脱がしてくれっておねだりしてたくせに、お尻見られたくらいで怒るなんておかしいんじゃない?」

 「ご、ごめんなさっ・・・あ、い、いやあっっ!」
慌てて謝りかけた梨沙だったが、ふわりとスカートが身体から離れるのを感じ、悲鳴を上げた。男がスカートを両手でつかみ、思い切りめくってしまったのだ。
「お、お願い、スカートを下ろして! あ、謝るから! ごめんなさいっ!」
梨沙は男のいる方に目隠しされた顔を向け、必死に懇願した。今、自分は、青空の下、乳房だけでなく、秘部とお尻まで完全に露出させられている・・・あまりのことに気が遠くなり、頭の中が白くもやがかかったように感じた。

 しかしスカートがめくり上げられてから、梨沙以外のギャラリー達は奇妙な沈黙に陥っていた。その視線が下半身の全部に集中していることを察した梨沙は、一つのことをようやく思い出していた。・・・! わ、私・・・見られちゃった、い、いやあっっ
「ち、ち、違うの、み、見ないで、お願い・・・」

 すると、ようやく正面から男の声が聞こえた。
「ねえお姉さん、どうして毛が生えてないの? もしかして、自分で剃ってるの、アソコを露出した時に?」
ち、ちがう、私、そんな変態じゃない・・・梨沙はそう言いたかったが、呼吸が止まりそうな緊張に口をパクパクすることしかできなかった。すると今度は、スカートのホックが外され、はらり、と下に落とされてしまうのが分かった。
「なーんだ、そんなに見て欲しいなら、こうしてあげるよ・・・どう、お姉さん、お日様浴びながらすっぽんぽんになった気分は? あ、今度しゃがんだら、お姉さんをここに放ってくからね。」

 「・・・っ! い、いやあ・・・」
ついに素っ裸にされてしまった梨沙は、息が止まりそうな気がした。う、うそ、私・・・そして脳裏には、遊園地での露出強要の数々が思い浮かんだ。あんな思い、二度としたくなかったのに・・・それに今は、恥毛すらないのだ・・・
「お、お願い、見ないで・・・」
しかし、後ろ手に手錠をかけられていては、梨沙にできるのは脚を固く閉じることだけだった。目隠しをされていても、男達がどんな眼で、梨沙のどこを見ているのか、梨沙には嫌でも分かってしまった。(あ、あ、そんな!・・・だ、だめ・・・)秘裂の奥から愛液が溢れてくるのを今度ははっきりと感じた梨沙はうろたえた。剥き出しの秘裂を男の前に晒して愛液を垂れ流しているのを見られたりしたら・・・

「・・・ねえ、ちょっとお姉さん、何をうっとりしてるの?」
ぼうっとしていた梨沙の耳に男の声がようやく聞こえた。
「いくら綺麗な裸だからって、そんなに見せつけなくてもいいんじゃない?(笑)」

 「・・・あ、え、ごめんなさい・・・」
梨沙は慌てて言った。だ、だめ、感じたら・・・

 「それにしても、どうして毛が生えてないの? よく見えるように、自分で剃ってるの?」
男は梨沙が一番聞いて欲しくない質問をしゃあしゃあと聞いた。
「これ、パイパン、って奴だよね。おっぱい丸出しでマンコに鍵入れて放置プレイの次は、あそこツルツルで驚かすなんて・・・お姉さん、ホントにマニアックな変態なんだ?(笑)」

 「ち、違うの・・・あ、あの・・・それは・・・私、そういう体質みたいで・・・」
剥き出しの性器を見つめられていることを嫌というほど意識しながら、梨沙は震える声で答えた。あれ以来、そこの毛が生えて来ないことが梨沙の悩みだったのだ。ひょっとして、永久脱毛されてしまったのか・・・しかしもちろん、そのことを言う訳にはいかない。

 ふーん、と言いながら、男達が興味津々の雰囲気になっているのが分かった。そしてまた、パシャパシャとシャッター音が非情に響き、梨沙の屈辱をさらに深めた。
「・・・あのさ、アソコの中の鍵を取って欲しいんでしょ? 早く脚を開いてよ。」
美少女の全裸立ち姿をじっくり堪能、記録してから、男は淡々と命じた。
「アソコに指が入れやすいように脚を開いてよ。思いっきり、がばっとね。」


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