PART 45(ba)

 「え、そ、そんな・・・」
梨沙は目隠しの下の顔を真っ赤にしながら戸惑った。青空の下、広い空間の中で台に登って立ち、さらにその脚を大きく開く・・・もし、他の人に見られたら、自分は頭のおかしい変態女にしか見えないだろう・・・
「お、お願い、このままで、取れないかな・・・」

 しかしそれは、ギャラリーの男達の失笑を招いただけだった。
「あのさ、そんなに硬く脚を閉じてて、アソコの中に指を入れて鍵を取り出せって言う訳?」
男は呆れたように言った。
「ねえ、お姉さん、すっごく余裕だね? もうそろそろ、他の人も通る時間だよ。やっぱり本当はもっと大勢に見て欲しいんでしょ、パイパンのどすけべオマンコ? いいよ、それなら俺達、もう行くから。警察に通報されないといいね・・・」
そう言うと男は、音を立てて階段を降り始めた。

 「わ、分かったわ、ごごめんなさい。お願い、行かないで。」
男がどうせ本気は無いとほとんど分かっていても、梨沙はまた、男に懇願しないわけにはいかなかった。今はもう、この男達の言いなりになるしかないのだ。梨沙は、歯を食い縛りながら、ゆっくりと脚を開いていった。

 そして、足首の間を30センチ程開いたところで、梨沙はその動きを止めた。
「・・・ひ、開いたわ・・・お願い、これで、取れるでしょ・・・」
男達がどうやら年下で、女性経験など無いと感じた梨沙は、どこかくだけた口調で言った。しかし、そんな少年達の目の前に、女性として最も隠すべき部分を晒し、指を入れるようにお願いしていると思うといたたまれない気持ちになった。

 年上の美少女を素っ裸にして好き放題できると悟ってすっかり調子に乗った少年達は、クスクス笑い、バシャバシャとシャッター音をさせてから、さらに脚を開くように命令した。そして梨沙の懇願はまたも却下され、全裸の美少女は脚を肩幅より大きく開かされ、さらに膝を足首よりも外側に開いて、がに股のようなポーズになることを強要された。
「あはは、凄い格好だよ、お姉さん! ねえ、可愛い顔も全部撮りたいから、目隠し外してもいい?」

 「・・・だ、だめっ!、こ、こんなの・・・お、お願い、写真は撮らないで・・・早く、鍵を取って・・・」
こんな格好では、秘裂の中までが少し見えてしまっている筈だ・・・後ろから見れば、お尻の穴まで・・・梨沙はこれが現実とはとても思えなかった。しかし、外気が二つの穴から体内に入ってくるのを感じ、羞恥に脚をガクガク震わせた。
「ど、どうしたの? お願い、早くして!」
 
 「・・・あのさ、お姉さん、さっきから少しなれなれしくない? 俺達、年下だけど、お姉さんを助けてあげようとしてるんだぜ。」
少年の淡々とした声が聞こえた。
「お願いするなら言い方を直してくれないと。それに、具体的に言うように、ってさっき言ったよね?」

「す、すみませんでした・・・あ、あの、わ、私のお、おまんこ、の中に、指を入れて、鍵を、取ってください・・・」
何度かのダメ出しの後、梨沙はまた屈辱のセリフを口にすることになった。しかも今は、入れくださいと言わんばかりに股を開いた格好を晒しているのだ。そして梨沙は、股間から愛液が垂れそうになるのを必死に堪えていた。そんなところを撮影されてしまったら・・・そ、それだけは嫌・・・

 「それじゃあお姉さん、指を入れるよ。」
梨沙がまた羞恥に頭が朦朧としかけた時、背後から少年の声が聞こえた。そしてまた、シャッター音が連続して聞こえてきた。

 「あ、あなた達!・・・そ、そんな・・・」
私のあそこに指が挿入されるシーンをじっくり撮影するために、わざと後ろに回っていたなんて・・・
「・・・あっ、あん、んんっ!」
ついに男の中指が秘部に触れた。そして指の腹を秘裂に沿ってすーっと撫で上げ、小さな穴にぐいっとその先を押し付けた。その異様な感覚に梨沙は悲鳴をあげた。
「ちょ、ちょっと待って、そこ、違うっ! そ、そこじゃないの!」
や、やめて、もう許して・・・あまりの恥ずかしささと屈辱に全裸の梨沙は開いた膝をガクガクと震わせた。

 「え、ここじゃないの? ごめん、俺達詳しくないんだけど、ちょっと教えてよ、お姉さん?」
背後の少年はその穴に当てた指を軽く震わせた。
「この穴は何の穴なの? 名前と役割を分かり易く説明してね。」

 ・・・ひ、ひどい、絶対、分かってて聞いているんだわ、私に言わせるために・・・
「・・・そ、それは、にょ、尿道口・・・お、おしっこが出てくるところよ・・・」
全裸で脚を開いた格好で立たされたまま、美少女は屈辱的な説明をさせられた。
「こ、これでいいでしょ? お、お願いですから、早くして、ください・・・」

 「へえ、女の子っておしっこの穴も別にあるんだ、ふーん・・・それじゃあ、これは何?」
少年は中指を尿道口から離し、さらに上側にずらした。

 「あっ、あああっ、きゃ、きゃあっ!・・・あっあっあんっ! ・・・だ、だめっ、そこ、触っちゃ、だめっ!」
いきなりクリトリスを指で弾かれ、梨沙は身体をビクンビクンと震わせ、あられもない悲鳴をあげた。腰を後ろに引いてその手から逃れようとしたが、それは後ろの少年の顔に尻を押し付けることになってしまった。
「あっ、い、、いやっ!」
梨沙は今度は腰を前に出し、再度クリトリスを撫でられた。
「あ、あっ、あんんっ!・・・」

 結果的に恥ずかしい腰振りダンスを喘ぎながら披露してしまった美少女を囲み、年下のギャラリー達はニヤニヤと視線を交わし合った。
「ちょっとお姉さん、そんなに喜ばなくてもいいじゃないてすか(笑)・・・それで、これは何なんですか?」

 「あ、あん、や、やめて、言いますから・・・そ、それは、あ、あっ、あんっ・・・く、クリトリス、です・・・く、くぅぅ・・・」
意地悪く指の腹で転がされ続け、梨沙は快感に悶えながら恥ずかしい言葉を口にした。や、やめて、そんなにされたら、私・・・

 「ふーん、これがクリトリスなんだ、初めて見た」
後ろから手を回していた少年は指を離し、少女の恥ずかしい部分をじっくり観察した。
「へーえ、これって確か、興奮したら立っちゃうんだよね? お姉さんって今、興奮してるの、ビンビンみたいだけど?(笑)」
本当だ、すっげえ、ついでに可愛いピンクの乳首もピンと立ってる!っと周囲の少年が続き、クスクス笑いが広がった。
「ほら、質問に答えてよ、お姉さん。俺、構造もよく分からないのに指なんて入れられないよ。」

 「・・・は、はい、私は今、大勢の男の子の前で素っ裸になって、パイパンのおまんこを見られて、クリトリスを弄られて、うんと興奮しちゃってます・・・乳首とクリトリスが、思いっ切り勃起、しています・・・」
何回か言い直させられ、梨沙は信じられないほど卑猥なセリフを言わされてしまった。こ、こんななのって・・・わ、私、もう、だめ・・・

 「そっかあ、やっぱりお姉さんって、裸を見られて悦んじゃう変態だったんですね?」
少年は意地悪くそこで言葉を止めて、梨沙に頷かせた。
「・・・そう言えば、クリトリスって、皮を被ってるんですよね。・・・ちょっと剥いてみてもいいですか?」
少年は、梨沙が切迫した様子で首を激しく振るのを無視してクリトリスの両側に手を当てた。そしてゆっくりとその手を動かし、その皮を剥いてしまった。
「うわ、可愛いピンク! だけど嫌らしいですね、ビンビンじゃないですか?(笑)」
おおっ、すっげえ、これがあれなんだ、可愛い・・・そんな感嘆の声と共に一際激しくシャッター音が響いた。

 「あ、あ、そんな・・・お、お願い、撮らないで、ください・・・も、もう、許して、ください・・・」
自分でさえよく見たことのない部分を屋外で晒され、梨沙の理性は限界に近付いていた。わ、私、もう・・・
「・・・う、うあっ、うああっ、あっ、あっ、あんっ」
露出したクリトリスを指で直に弾かれ、梨沙はそれまでよりも遥かに激しい反応を示した。そしてついに、股間から愛液がだらり、と流れ落ちてしまった。

 「あ、あっ、だ、だめえっ!」
という梨沙の悲鳴と、
「おお、すっげえ、マン汁漏らしてる!」
という少年達の歓声、そして、
「やだっ、最低っ、先輩っ!」
という女子の軽蔑まじりの声が交錯した。

 (え、何、今の声?)朦朧としかけていた梨沙が一瞬我に返った。男の子達だけのはずなのに・・・
すると、
「あー、しょうがねえな、お前ら! はい、ごたいめーん!」
と梨沙の後ろから少年の声が聞こえ、目隠しがさっと外された。

 「あ、ダメ、いやっ!」
梨沙は悲鳴をあげて慌てたが、もはや後の祭りだった。そして、うっすらと目を開けると、そこには衝撃的な光景が見えた。
「・・・! え、え、どうして!? い、い、いやああっ!」
梨沙はしゃがみ込もうとしたが、後ろの少年に羽交い締めにされ、開いた両脚を別の生徒にそれぞれ押さえられ、全裸がに股ポーズを崩すことができなかった。
「い、嫌、見ないでっ、と、撮らないでっ」
梨沙は固く目をつぶり、首輪を掛けられた顔を左右に振り立てた。


 梨沙が驚くのも無理はなかった。目の前にいたのは、K大附属中学校の3年1組の生徒達だった。男子は十数人でほぼ全員、女子は5人くらいいて、じっと梨沙の全裸を見つめていた。そして、全員が携帯端末を手に持ち、梨沙の身体にそのレンズを向けていた。

 周囲の風景にも見覚えがあった。それは、附属中学校の校庭そのものだった。そして今、自分は朝礼台の上で全裸で拘束されている・・・ミサトとユウカの悪意に満ちた罠の全貌を悟り、梨沙は口をパクパクさせた。それに皆、私が誰かを知っていて、こんな恥ずかしいこと、させていたのね・・・

 「あのー、先輩、今さら慌てても遅いんですけど?」
女子のうちの一人が梨沙の股間に冷たい視線を向けながら言った。バスケ部の後輩でもある、瀬戸口玲奈だった。
「いつも格好いいこと言ってお説教してたのに、年下の男の子に裸見せつけてこんな風になっちゃう変態だったんですね。」

 「ねえ、早く鍵を取ってもらった方がいいんじゃないですか、谷村先輩?」
3年1組の副クラス委員の橋本有紀が淡々と言った。
「早くしないと、そろそろ真面目な生徒が登校してきますよ。良かったですね、今日は朝練の部活がなくて。」

 「い、いや、そんなの・・・ど、ど、どうしてあなた達、ここに?」
梨沙は羞恥と混乱になった中、思わずそう聞いた。今はそれどころではないと思ったが、聞かずにはいられなかった。

 「やだなあ、ここはK附中の校庭なんだから、私達がいるのは当たり前じゃないですか?」
有紀は半分馬鹿にしたような口調で言った。
「それに、3年1組の生徒に早く登校するようにメールを送ってきたのは先輩自身じゃないですか。ほら、このメール、朝6時過ぎにいきなり送ってきたでしょ?」
有紀はそう言うと立ち上がり、手に持った携帯端末の画面を梨沙に突き付けた。

 それはメールの表示画面で、送信者は梨沙のアドレス、本文にはこう記されていた。
『附属高2年1組の谷村梨沙です。実は私、露出狂の変態なんです。その証拠に、今から校庭でショーをします。3年1組のみんなだけにお見せしたいので、ぜひ来てください。それから、恥ずかしいから目隠しをしているので、私が誰か知らないフリをしてね。もちろん、他のクラスの生徒や先生には言わないでね。』


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