PART 47(ba)

 その後、梨沙にとって本当の恥辱地獄が始まった。まず梨沙は、ついにお尻の中にもう一つのカプセルが入っていることを告白させられ、皆の好奇と軽蔑の視線を浴びることになった。そして衆人環視の中、小林が今度は尻の穴にも指を入れたが、一本の指を入れるのが精一杯であり、とてもカプセルとの間に差し入れることはできなかった。

 異様な感覚にさんざん悲鳴を上げ、身体をのたうたせた梨沙は絶望感に打ちひしがれた。ひ、ひどい、鍵をお尻の穴の中に押し込むなんて・・・も、もう駄目、みんなに見られちゃう・・・中学校の生徒達、先生達、きっと高校にも伝わって、手錠を外すために警察も?・・・それがどこからか漏れて・・・でも、あんな『指示』に従うのはいや・・・

 「・・・先輩、どうします? 『指示』に従わないで、もう少し頑張ってみます? それなら私、いい考えがあるんですけど。」
玲奈がそう言うと、梨沙だけでなく、その場の皆が次の言葉を待った。
「・・・そんなに注目されると、はっきりと言い辛いんだけどな・・・お腹の中に入ったものを出すんなら、方法があるじゃないですか?」

 「え、お前、谷村先輩に下剤を飲めって言ってるの? それとも、浣腸?」
お調子者の男子の佐藤が言うと、クスクス笑いが広がった。
「でも、それって、谷村先輩、朝礼台の上で、あれ、するってこと? そっちの方がよっぽど恥ずかしくね? だってさ、出るまでには少し時間、かかるんだろ、全校集会の時間だったら大変だよ?」
ちょっと、やめてよ、もうっ、と女子がたまらずに吹き出し、その場が爆笑に包まれた。

 「そ、そんな、ひ、ひどい・・・」
あまりの言葉に梨沙は、怒りと羞恥、屈辱を極限まで味わい、ぷるぷると身体を震わせた。つまり、お尻の穴の中のカプセルを出すために、浣腸されて、全校生徒の前で、あれを漏らすところを披露しろだなんて・・・そ、そんなの絶対、死んでもいやっ

 「ちょっと、そんなに怒らないでくださいよ、先輩?」
バスケの部活ではいつも梨沙に叱られていた玲奈が、のんびりした口調で言った。
「だって、他に方法がありますか? 『指示』に従わないで・・・ほら、もう真面目な生徒が登校して来ていますよ?」
玲奈の視線の先には、一人の少女が目に涙を溜めて立っていた。

 玲奈の視線の先を見た梨沙は、その少女の顔を見て絶句した。
「か、香織ちゃん、ど、どうして・・・」
まだ、生徒達が登校するには少し早すぎる時間なのに・・・その少女、前原香織は、バスケ部の中2の後輩で、梨沙のことをいつも姉のように慕ってくれていた。

 「・・・せ、先輩、嘘、ですよね・・・」
その少女は梨沙の目を見つめて必死に言葉を絞り出した。
「・・・みんなが、これはプレイで、先輩が誰かにわざとこうしてもらって、お尻の穴に鍵を入れて取るゲームをしてるって言うんですけど、・・・そ、そんな訳、ないですよね・・・」

 「あれ、香織ちゃん、まだそんなこと言ってるの?」
副クラス委員の有紀が香織の肩に手を回しながら言った。
「香織ちゃん、ずっと見てたでしょ、谷村先輩が裸でお尻を小林君の前に突き出して、お尻の穴に指を入れられてよがり声あげちゃって、しかもあそこからエッチな汁、垂れ流してるとこ?(笑)」

 「や、やめてくださいっ!」
涙目の香織は、それでも有紀の顔をキッと睨んで言った。そして、梨沙のほうへ向き直り、泣き出しそうな声で話しかけた。
「谷村先輩、これは何か、理由があるんですよね? 誰かに脅迫されて仕方なく、ですよね・・・ここのみんなが脅してるんですか?」

 すると今度は、ギャラリーとなった3年1組の皆が梨沙の顔を見て、意地悪く次の言葉を待った。そう言えるんなら、とっくに言ってる筈・・・可愛い後輩にどう言い訳するもりですか、先輩?(笑)

 「そ、それは・・・ち、違うの、皆に脅されているわけしゃないんだけど・・・」
香織が勘違いして騒いだら・・・先生や警察に訴えたら・・・最悪の事態に内心で怯えながら梨沙は言ったが、それ以上言葉が続かなかった。香織の悲しそうな眼が辛かった。
「ち、違うの・・・こ、これはね・・・あの・・・」

 「もう、じれったいなあ・・・」
待ちくたびれたように言いながら、玲奈が香織の前に一枚のカードを差し出した。
「ほら、これが潔癖な優等生の裏の顔ってことみたいよ。」

 「あ、あ、どうしてっ!? だ、駄目っ! 見せちゃいやっ!」
そのカードの裏面を見た梨沙は悲鳴を上げた。その名刺大のカードはパウチされていて、梨沙に見える面には、梨沙の学生証のコピーが映っていた。それは、さっきミサトとユウカに見せられた、梨沙の『名刺』に間違いなかった。つまり、香織に見せている面には、梨沙の全裸亀甲縛りの写真を背景に、恥ずかしい「特技」と梨沙の直筆サイン、そして一本の恥毛がある筈だった。香織の顔が見る見る引きつり、涙がこぼれるのを見て、梨沙は手遅れを悟った。


 ・・・失意の香織が去っていくのを見送った後、玲奈は梨沙の顔を覗きこんだ。
「あーあ、香織ちゃん、思いっ切り涙目になってましたよ、悪い先輩ですね?」
梨沙が黙ってうつむくのを見ながら、玲奈はその後ろに回った。
「・・・あ、やっぱりすごく出てる! 先輩、自分を信じてた後輩に見られちゃって、すごく興奮しちゃったんでしょ、最っ低ですね! ほらみんな、ここ見て!(笑)」


 そして梨沙は最後の意地も諦め、やはり『指示』に従うしかないことを悟った。そうしなければ、梨沙を慕ってくれているもっと大勢の生徒の前で同じような痴態を晒されてしまうのだ。

 その指示とは、以下のような内容だった。
・鍵は他にもう一つ、校内に隠してある
・その場所を教えて欲しければ、朝礼台の上でケツを生徒達に向けて突き出す格好で縛られ、「産卵ショー」をすること
・「卵」はこのカプセルとローター。ローターを奥に入れること
・縄は梨沙の鞄の中にある
・途中でやめたら、全ての画像と動画を公開する

 つまりその指示に従うということは、下級生達が見つめる前で、女性のもっとも大事な部分で卑猥な芸をするところを披露しろ、ということだった。そんなことをするくらいなら、お尻の穴に指を入れて取ってもらおうと、一旦は悲壮な決意をした梨沙だったが、それが不可能だと分かった今では、そのとおりにして、一刻も早くこの状態から逃れるしかなかった。
「さ、3年1組のみなさん、谷村、梨沙、の、さ、さ、産卵、ショーを、どうぞ、ご覧ください・・・」
玲奈達の意地悪な発案で、屈辱の口上を強要された梨沙は、皆のニヤニヤした視線を感じながらその言葉を口にした。

 ・・・その10分後。梨沙はまだ全裸のまま朝礼台で拘束され、恥辱に悶えていた。

 梨沙は今、両手は後ろ手に手錠をかけられ、首輪を下に引っ張られて顔を朝礼台の床に付け、更に両膝と両足首に赤い縄をかけられ、それぞれ朝礼台の脚に括りつけられていた。その結果、梨沙は腰を高々と掲げられ、股を広げて恥ずかしい二つの穴をどうぞよく見てくださいと言わんばかりに校庭に向けるポーズにされていた。

 「・・・あ、んんんっっ、あ、あ、ああん・・・は、は、はぁ・・・」
梨沙は額にうっすらと汗を浮かべ、顔を真っ赤に染めて喘いでいた。梨沙の秘裂にローターとカプセルを入れたのは、玲奈と有紀だった。二人は意地悪く、きっちり梨沙から依頼する様子をしっかり動画に記録した後、わざと梨沙の股間の奧の限界まで、その二つのカプセルを押し込んだのだった。これでは梨沙がいくら頑張っても、手を使わずにそれらを外に出す「産卵ショー」を演じることはほとんど不可能だった。
「・・・ん、んんぅ、あ、あんっ、いっ。う、あ、あぁん・・・」
それでも梨沙は、股間に力を込めて、何とかそれを少しでも押し出そうとした。しかしそれは、自ら膣壁を異物に擦りつけることでもあり、その快感に思わず喘ぎ悶えてしまう姿を晒すことになっていた。しかもその姿を、真後ろの校庭から後輩の男女20人に観察され、写真を撮られ、動画に記録されているのだ・・・

 「ちょっと先輩、さっきからお尻ふっちゃって、何してるんですか?」
校庭に体育座りをしてすっかりくつろぎながら、玲奈が言った。
「それにいやらしい声だしちゃって・・・あそこの穴をバクバク開くのやめてくれません?」
玲奈の的確な指摘に他の男女も笑った。憧れだった高校生の先輩をおもちゃにするのは、少し可哀想だったが、余りにも面白かった。朝礼台で悶える全裸の少女を中心に、女子が体育座りで眺め、その後ろに男子達が立って輪を作り、完全に取り囲む形でそのショーは続けられていた。


 そして梨沙の羞恥を堪えての精一杯の努力も虚しく、ゲームはついに時間切れとなってしまった。
「おい、お前ら、何をしているんだ!」
と大人の男の声が男子生徒の輪の後ろから響いたのだ。それは、2年1組の男性教師、松川の声だった。
「お前ら、3年1組だな。朝から朝礼台の周りに集まって、校旗に何かいたずらしてるのか? おい、そこをどけ!」
そう言って男子達をかき分けて朝礼台を見た若い男性教師は絶句した。
「・・・な、な、何をしてるんだ、お前らは・・・」

 「ちょっと先生、じっと見過ぎですよ。」
いきなり目の前に裸の尻を突き付けられる形になって眼を剥く松山を見ながら、玲奈が呆れたように言った。
「でも、いじめなんかじゃありませんからね。これは、『先輩』が自分からお願いしてきてやってることなんですから。」

 (い、いやあ、松川先生!・・・み、見ないで・・・)
大学を出てまだ2年、24歳の男性教師に見つめられていると悟り、梨沙は羞恥にふるふると身体を小刻みに震わせた。若く爽やかな松山とは、1組の繋がりで何度か相談をする機会があり、親しみを持っていたのだ。その松山の前に、お尻の穴と秘部をもろに見せつけている・・・あ、嘘っ、ど、どうして?・・・だ、だめ、そんなっ

 「あれ、先輩、濡れて来てますよ・・・ほらこの辺、ぐっしょり垂れて来てるの、分かりますよね、先生?」
玲奈はそう言いながら、片手に持った名刺を差し出した。
「先輩って、こんなバイトもしてるみたいですよ、今度行ってみたらどうですか?」

 「・・・ま、ま、まさか、・・・谷村!?」
松山はその名刺に眼を落とし、亀甲縛りにされてカメラ目線になっている美少女に眼を奪われた。そして、まじまじとその尻を眺めてしまった。こ、これが、あの谷村梨沙の、あそこなのか・・・一体どうして・・・女性経験の少ない松山は頭が混乱し、どうしていいか分からなくなってしまった。

 「ほら、先輩も、いつまで先生にお尻だけ見せてるんですか、失礼ですよ。ちゃんと先生の顔を見て説明してくださいよ、私たちが強制している訳じゃないって。」
有紀が梨沙の顔の方に声をかけた。そして、昨日までは憧れだった先輩が、今は自分の命令に逆らえないと思うと愉しくて仕方なかった。

 「・・・は、はい・・・」
あまりに意地悪な命令だったが、梨沙は歯を食いしばりながら、顔をゆっくりと後ろに向けた。
「・・・ま、松山先生、お、おはようございます・・・実は私、露出狂で、友達に頼んで縛ってもらって、後輩のみんなに集まってもらって、朝の学校で露出プレイをしているんです・・・」

 「・・・う、嘘だろ、谷村・・・な、何か、あったんだろ・・・」
松山は喉がカラカラになりながらも、必死に声を絞り出した。しかし、こっちを見た梨沙の視線は霞がかかったようで、あまりに妖艶だった。そして、身体を曲げたことで、今度は美しい乳房とピンクの可愛い乳首までが眼に入り、若い男性教師は自分の反応を女子生徒に悟られないように必死に堪えていた。
「そ、それにもう、生徒が登校してくる時間だぞ・・・と、とにかく、その、そんな格好はやめて、また、放課後にみんなで話し合おう・・・な?・・・」
松山の声はうわずり、その内容も支離滅裂になっていた。

 「うん、私たちもそろそろそうしたいんだけど・・・ほら、これを見て、先生。」
玲奈はそう言うと、朝礼台の側面に貼り付けられた紙を指差した。
「これを読んで、どうしたらいいか、指示をお願いします、先生?」

 「・・・そ、そこに、なんて書いてあるんですか、松山先生?」
それはどうやら、梨沙の鞄にミサトとユウカが入れたものらしいことは分かっていたが、梨沙はその内容を教えられていなかった。そして、松山が自分の頼みに答えず絶句しているのを見て、梨沙は絶望感に囚われ始めていた。先生も、助けてくれないんですか・・・


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