PART 36(bbbb)

 梨沙が意識を取り戻したのは、それから30秒ほど経ってからだった。
「・・・ん、んん・・・あ、あはぁっ・・・」

 ぼうっとしていた梨沙は、膣の中のローターによってあっという間に現実に引き戻された。私、また、失神しちゃった・・・こんな恥ずかしい格好で! 柏原くん、見てないよね・・・梨沙ははっとなって四つん這いポーズを崩し、カーテンに背を向けてベッドに横たわった。

 「・・・あ、あ、あっ・・・」
梨沙が恥ずかしがっていることすら、ローターは許してくれなかった。連続して2度も絶頂に達してしまった身体は、急速に感じやすくなっていて、絶頂を頂上とすると、梨沙の性感はもうすでに5合目を越えているような感じだった。
「そ、そんな・・・も、もう、いやあ・・・」
しかし、指を挿入しても取り出せず、腰を振って放り出すこともできない・・・放っておけば、また絶頂に達してしまう・・・隣には、柏原もいるのに・・・

 進退窮まって悶え続ける梨沙に、柏原の声が聞こえた。
「梨沙ちゃん、俺が取ろうか!」
え、と戸惑う梨沙の耳に、さらに次の言葉が聞こえた。
「ごめん、さっきも言ったけど、俺、知ってるんだ、梨沙ちゃんの・・・中に、何か、入れられていること・・・絶対、誰にも言わないから・・・」

 柏原に膣の中のローターを取ってもらう・・・想像するだけで、梨沙の悩乱がさらに深まった。
「いや、何いってるの、柏原くんのどスケベッ! ・・・あ、あ、ああっ・・・」
とっさに否定した梨沙だったが、すぐに快感の鋭い波が突き上げてくると、柏原の言葉の正しさを認めるしかなかった。
「ご、ごめんなさい・・・助けて、柏原くん・・・あ、ああっ・・・は、早くっ!・・・」


 梨沙がその言葉を口にした瞬間、待ちかまえていたかのようにカーテンががばっと開いた。きゃあっ、という梨沙の悲鳴に構わず、柏原は梨沙の裸身を見下ろし、興奮を押し隠して言った。
「梨沙ちゃん、すぐに取ってあげるから、恥ずかしがらないで・・・ほら、脚を大きく開いて・・・」
柏原は梨沙の足側からベッドに膝立ちで上がり、左を下にして横たわっている梨沙の身体に手を伸ばし、右膝をぎゅっと掴んだ。そしてその手をぐいっと引っ張り、梨沙の股を力任せに開いた。そのまま足を開かせ続け、ついにはがに股になるように股を開ききってしまった。それはどう考えても、男が少女を裸にして襲っているようにしか見えなかった。

 「きゃ、きゃあっ、何するの、柏原くんっ・・・あ、あぅぅっ・・・」
梨沙はまた身体をばたつかせて抵抗しようとしたが、男の本気の力に敵うはずもなかった。また、膣の中で振動を続けるローターのせいで、うまく力を込めることもできなかった。柏原は今、がに股にした足の両膝を掴み、一旦膝を立てさせ、左右に割り開いていった。その結果、梨沙はベッドに横たわり、幼女がおしっこをさせられるような姿を晒すことになった。
「ちょ、ちょっと、柏原くんっ!?・・・あ、あ、あぅぅ・・・手を放してっ・・・あ、あっあっ、はぁ・・・み、見ないでっ・・・」
開ききった股間をまともに見下ろされ、梨沙は首を左右に振った。

 しかし、柏原は両手の力を緩めなかった。梨沙ちゃんが、俺の前でM字開脚・・・せっかく助けようとしたのに、変態呼ばわりされたんだから、ちょっとくらいいいだろう・・・柏原は再び、心の中で自己を正当化した。
「だめだよ、梨沙ちゃん、今まで自分だけで取れなかったんだろ・・・思いっきり、開かなくっちゃ、俺だってとれないよ・・・」
柏原は両手を放さず、梨沙の秘部をじっくりと見つめた。
「それじゃあ、指を入れるから、梨沙ちゃん、手を放すけど、膝を閉じたらだめだよ。それから、自分の手であそこを開いて、中のものが見えるようにして」

 「え、そ、そんな・・・無理よ、そんなこと・・・」
梨沙はきっとなって、ベッドの上から見下ろす柏原を睨んだが、柏原は強い視線で見返すだけだった。今日の柏原くん、いつもと雰囲気が違う・・・嘘でしょ、恥ずかし過ぎる、こんなの・・・梨沙は火を噴きそうなくらいに顔を真っ赤に染め、両手を秘裂のそれぞれの膨らみに当てた。いや、もう、死にたい・・・梨沙は手に力を込め、M字開脚のまま、秘裂を自らの手で左右に開いていった。
「・・・あ、あっ、あぁん・・・こ、これで、いい?・・・」

 自分を振った同級生の美少女に卑猥なポーズを取らせ、柏原は思わず征服感を覚えていた。あの、生徒会長の谷村梨沙が、オマンコの中までぱっくり開いて、俺に見せつけている・・・ピンクの襞々がぴくぴくと震えている様子まではっきり見えて、柏原の興奮は頂点に達した。すごい、あそこの奥って、こんな風になっているのか・・・ぐっしょり濡らしちゃって、俺に見られて興奮してるのかな・・・梨沙ちゃんのアソコ、すっごくエロいんだな・・・

 「・・・くん!・・・柏原くんっ!」
開き切った性器を男子にじっくりと見つめられ、たまらず梨沙が声をあげた。
「ね、ねえ、見えた? これでいいの? 早くっ!」

 「・・・あ、ご、ごめん・・・う、うん、よく見えるよ、梨沙ちゃんのアソコ・・・」
またもや我を忘れて梨沙の身体に見入ってしまい、柏原は慌てて答えた。え、柏原くん!?、という言葉に、自分が返事を間違ったことを悟った。
「ち、違う・・・うーん、ちょっとよく見えないけど、指を入れるから、そのまま開いてて・・・」
柏原はそう言うと、右手の中指を立て、ゆっくりと秘裂の入り口に埋めていった。

 「あ、あ、あはあぁぁっ!」
秘肉に指先が触れた瞬間、梨沙の身体がびくんと跳ね、顔を仰け反らせて悲鳴に近い喘ぎ声を漏らした。
「あ、ああっ、柏原くんっ」

 「り、梨沙ちゃんっ・・・」
切なそうな声で名前を呼ばれ、柏原も興奮して梨沙の名前を叫んだ。そして、ゆっくりと指を中に挿入し、膣壁の感触を指全体で味わった。ローターはもっと奥なのか・・・第2関節を埋めてさらに進めたところで、ようやく指先がプラスチックらしきものに当たった。それは不規則に振動し続けていた。
「あったよ、梨沙ちゃん・・・あっ!」
ローターに引っかけようと中指を押し込んだ柏原は、つるっとローターを奥に押し込んでしまった。
「あ、ご、ごめん・・・く、くそっ・・・」
挽回しようと焦った柏原は、さらにぐいぐい、根本まで中指を押し込んだが、それは完全に逆効果だった。
「ああ、こ、これじゃあ・・・大丈夫、何とかするから!」
柏原は反動を付けてもっと中に指を押し込もうと、今度は一回、中指を膣から抜いた。そして、膣口に先端を当てると、勢いをつけて一気に奥まで挿入した。それでも失敗すると、もう一回、もう一回・・・柏原は何度も梨沙の秘裂に中指の抜き差しを続けた。

 「ちょ、ちょっと、やめて、いや、いや、あ、ああんっ・・・」
中指を何度も出し入れされ、さらにローターには子宮口近くまで責められ、梨沙は目を白黒させて悲鳴をあげた。あまりの快感の連続に、梨沙はあっという間に頂点に達してしまった。
「あ、あっ、あぅぅぅ・・・ひ、ひっ、ひぃぃ・・・あ、あっ、ああぁ、はぁ、う、うぅ・・・い、い、いいいいいぃぃぃ・・・」
柏原の指が何十回目かの挿入をした瞬間、梨沙は激しく悶え、電流に触れたように全身をびくびくっと震わせた。

 「あ、ご、ごめん、梨沙ちゃん・・・」
さっきまでよりもずっと激しくイってしまい、失神してからもびくびくと身体を震わせ続ける美少女を見下ろし、柏原は呆然と呟いた。途中から、梨沙の切迫した喘ぎ声を聞いて、つい、もっと感じさせたいと思い、抜き差しを繰り返してしまった・・・途中からは、いくら抜き差ししても無理だと分かったのに、梨沙ちゃんが嫌がる声も聞こえたのに・・・でも、つい・・・自分の手で、梨沙ちゃんをイかせてみたかった・・・


 ・・・梨沙が失神から目覚めると、柏原はある提案をした。とは言っても、それは結局、梨沙が考えていたものとほぼ同じだった。指一本で抜き出すのは、ローターが楕円形で、梨沙の膣が濡れていることから不可能だ・・・梨沙が足を開き、腰を振ってできるだけ外側にローターを出し、それから、柏原が人差し指と中指を同時に挿入して、摘まんで取り出す・・・

 そんなの嫌、と梨沙は最初は拒否したが、解決策がそれしかない以上、結局は従うしかなかった。もう、柏原くんには全部見られてしまったんだし、恥ずかしいところ・・・
「・・・わ、分かった・・・言うとおりにするから、早く取り出して、お願い・・・」
梨沙は上目遣いで柏原を見ると、小さな声で懇願した。
「でも、できるだけ、恥ずかしい格好には、しないでね・・・あ、あぁ、あぁぅ・・・お願い、早く・・・」


 ・・・しかし、柏原はそれから、つい悪のりをしてしまった。次に、柏原が梨沙に要求したのは、さっきと同じ、ベッドの上での四つん這いポーズだった。そして、さっきは影絵でしか見られなかったグラインドを目の前でさせ、お尻に肉の動きや、垂れ下がった乳房が震えるところ、歯を食いしばって羞恥に耐える梨沙の表情をじっくりと味わった。もちろん、梨沙が少しローターを押し出した時に、指を入れて取り出そうとしたのは本気だった。しかし、自分の指の動きに反応して、四つん這いの尻を上下左右にくねらせて悶え、脚をがくがく震わせる梨沙の姿に、征服欲を刺激されてしまったのもまた事実だった。

 何回か挑戦してみて、このポーズでもローターを取ることが無理だと分かった。しかし柏原は、それを梨沙に告げずに責め続け、ついには全裸四つん這いのまま、背中を仰け反らせて絶頂に達する梨沙の姿を堪能したのだった。

 (ご、ごめん、梨沙ちゃん・・・)
尻を突き上げたまま失神している梨沙を眺め、一瞬理性が戻った。自分を信じてくれていたのに、俺は・・・良心の呵責を感じる柏原だったが、時おり淫らに揺れる尻を見て、次はどういうポーズにしようかと、すぐに邪な考えに囚われてしまった。ローターさえ抜き取らなければ、梨沙ちゃんは、どんな恥ずかしいポーズでも、俺の命令に逆らうことはできないのだ・・・


 ・・・次に柏原が梨沙に命令したのは、立ちバックポーズだった。

 まずはベッドの脇に立たせ、がに股になって、腰を前後に振るように指示した。そして、素っ裸で腰を振る梨沙の姿を、前から、後ろから、じっくりと観察した。しばらくしてから指を挿入した柏原は、脚の開き方が足りないと言って、左脚の膝を、保健室の机の上に乗せるように指示した。

 それは、立ちバックで片足を持ち上げるポーズに酷似していた。いや、こんな格好、と恥じらいながら腰を振る梨沙に、柏原はもっと激しく前後に振るように命令し、途中、梨沙が後ろに尻を突き出したところで、いきなり指を挿入した。きゃあ、っと首を後ろに向けて悲鳴をあげる梨沙に対し、勢いを付けて指をもっと奥に咥えるように、自ら腰を後ろに突き出すように指示した。それはある意味、立ちバックポーズのディルドオナニーのようでもあった。
 
 しかし、立ったままの股間に指を入れるのは少し無理があり、結局、梨沙は立ちバックポーズをさんざん晒し、足をガクガク震わせながら絶頂に達することになってしまった。

 ああ、可愛いよ、梨沙ちゃん。最高だよ・・・柏原は、可憐な制服姿でにっこりと笑っている普段の梨沙の姿を思い浮かべながら、そのあまりにも卑猥なポーズを堪能していた。

 M字開脚、四つん這いで開脚、片足上げ立ちバック・・・あとは、やっぱり、あのポーズも見てみたいな・・・梨沙ちゃん、軽蔑するかな、俺のこと・・・



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