PART 10

「・・・え・・・わ、分かりました。」
軽蔑していた男子が構えるカメラの前に丸出しの尻を晒し、さらにその男子の命令でいやらしく振り立てる・・・麻由香は信じられない恥辱に気がどうかなりそうだった。しかし、乳房はもう絶対に見せない、大切な部分だけは、絶対に誰にも見せない・・・残された僅かな意地だけで、麻由香は辛うじて立つことができていた。

 「どうせなら、そのまま一回りして、みんなに自慢のお尻を見せてあげましょうよ、先輩?」
羞恥に塗れる麻由香の顔を見て、美加が面白そうにいった。
「先輩、こう言いながらね。」

 そして、全裸を両腕で隠しただけの麻由香は、後輩の無体な命令を受け入れるしかなかった。
「ほ、本条麻由香、今、素っ裸です・・・麻由香、本当は男の人に裸を見られるのが大好きな露出狂なんですけど、それじゃあ、猥褻物陳列罪で捕まっちゃうので、・・・今は、お尻だけ、お見せ、しますね。麻由香のお尻、うんと嫌らしい目で見てください・・・」
そう言って、お尻をくねくねと振りながら一回転して、全ての男子に丸出しの尻を見せつけた。(も、もう、いやあっ)麻由香は、小刻みに脚が震えるのを止められなかった。

 「さて、それじゃあ、皆さんにお詫びをしてください、麻由香先輩。」

 「は、はい・・・私、本条麻由香は、一度でも失敗したら裸になると約束したにも関わらず、3回も失敗してしまいました。・・・お詫びに、は、裸になってお尻をお見せしますので、どうぞ、この、可愛いぷりぷりのお尻に免じて、お、オッパイと、お、オマンコだけは、ご容赦ください・・・」
麻由香は全裸の身体を手だけで覆った格好を晒しながら、ようやく命令された言葉を口にした。

 「あはは、高飛車お嬢様の麻由香ちゃんが、ぷりぷりのお尻に免じて許してください、だって(笑) 許してやるから、もっとよくぷりぷりのケツ、見せろよ。」
「そうそう、大体謝罪って突っ立ってするもんかよ?」
「だよなあ、陽菜ちゃん、きちんとしつけてよ、礼儀知らずの先輩をさ。」
男子達は麻由香の露わになった肌をじっくりと堪能しながら、更に言葉責めを混じえつつ、もっと屈辱的なポーズを要求した。

 「ごめんなさい、先輩、お嬢様育ちで人に謝ったこと無いみたいで、失礼しました。」
陽菜がすまなそうな顔で男子に頭を下げた。
「先輩、ちゃんとここに正座で座ってください。」

 (え、どういうこと・・・)麻由香は陽菜の真意が分からないまま、その場で正座した。全裸の美少女が手で胸と股間を隠しながら姿勢よく正座するその姿が、また男達の欲情を高めていることにはもちろん気付かなかった。
「あの、陽菜ちゃん・・・?」

 「あれ、分かりませんか、先輩? ・・・仕方ないですねえ、そこで土下座してください、先輩。」
陽菜は呆れたように言った。
「心を込めて、相手の方が満足するまで続けるのが基本ですからね。」

 (ど、土下座・・・)ほんの軽い気持ちで約束したことに、そこまでさせるなんてひどい。・・・しかし、命令に逆らうことはできない・・・
「は、はい・・・こ、この度は、申し訳ありませんでした・・・」
麻由香はプライドがずたずたになるのを感じながら、正座した上半身をゆっくりと前方に倒していった。

 しかし、半分ほど身体を倒したところで、麻由香の動きが止まった。これ以上身体を倒すと、尻が開いて、お尻の穴が後方の学生達に見えてしまう・・・そ、そんなの絶対にいやっ・・・麻由香は、股間を覆う右手を無理やりもっと伸ばし、尻の溝までを覆った。

 そしてようやく、麻由香の土下座ポーズが完成した。
「も、申し訳ありませんでした・・・」
麻由香は全裸の身体を必死に隠しながらながら、陽菜に命令にされた詫びの口上を述べた。

 そして、ようやく詫びを言い終わった麻由香が姿勢を戻そうとしたとき、佐々岡が口を開いた。
「陽菜ちゃん、これで終わりじゃ無かったよな?」

 「あ、そうだった。・・・麻由香先輩、もう一言お願いします。」

 「はい、あ、あの・・・麻由香のオマンコ、お見せしない代わりに、皆様のリクエストで3つ、お好きなポーズを披露します・・・」

 「M字開脚!」
「お、そりゃいいや(笑)」
「それじゃ、麻由香嬢、お願いしまーす!」
すかさず男子の声が飛び、麻由香のポーズが決まった。

 「えー、M字開脚ですかあっ! みんな、ひっどーいっ!(笑)」
「だって麻由香先輩、何も着てないんですよ、やり過ぎぃ」
「ほら、先輩、きょとんとしちゃって、可愛いっ。そんなウブな先輩に、何て命令するの、あなた達!(笑)」
美加と陽菜が吹き出しながら言った。しかしその言葉とは裏腹に、二人は明らかに麻由香の痴態を楽しみにしていた。

 そして、その意味を知った時はすでに遅く、麻由香は、嫌らしい男子達の期待どおりのポーズを取るしかなかった。

 「う・・・こ、こんなの・・・あんまりよ・・・」
全裸で膝を立ててM字型に大きく脚を開いて座り、股間をこれでもかと晒すポーズ・・・いくら、両手で胸と股間を覆っているとは言え、それは17歳の女子高生にとってあまりにも過酷なポーズだった。

 そして、そのあまりに辛い格好を、田之倉達がビデオカメラと一眼レフカメラでしっかりと記録していった。
「はい、麻由香ちゃん、いい格好だねえ。レンズを見て、にっこり笑って! それから、ピースサインもね!」

 「ば、バカ言わないでっ!」
我慢できずに麻由香は叫んだ。全裸の身体をギリギリ隠しているのに、ピースサインをしろなんて、馬鹿にするにも程があると思った。

 「ふふっ、田之倉さんも、いい加減にしなさいよ。麻由香先輩には、冗談きつ過ぎですよ。」
美加が笑いながら言った。
「だけど先輩も先輩もですよ。田之倉さんだって、失敗した先輩が恥ずかしい罰を受けるように、お手伝いしてくれてるんですからね。」

 「それじゃあ、田之倉さんのビデオカメラに向かって、うーんと恥ずかしいご挨拶、お願いします、先輩(笑)」
陽菜が麻由香の耳元に囁いた。

 (は、陽菜ちゃん・・・本当にこれは私のため・・・?)麻由香は羞恥に顔を歪めながらも、言われたとおりの台詞を口にした。
「・・・S高校2年1組の、ほ、本条、麻由香、です。い、今、私は、20人以上の男の子の前で、す、素っ裸になって、脚をおっぴろげています。みんなの、熱い視線を、お、オマンコに、か、感じて、ま、麻由香、濡れちゃいそう・・・」


 「はーい、よくできましたあ、先輩! ・・・それじゃあ、次のポーズ、希望ありますか?」
陽菜が男子達に聞いた。そのあっけらかんとした聞き方が、一人の女の子を裸にして苛めているという罪悪感を希薄なものにしていた。

 「まんぐり返し!」
「あはっ、俺も見たい、上品なお嬢様のまんぐり返し!」
「ほら、麻由香ちゃん、またきょとんとしてるぞ。今日は初体験ばっかりで刺激的だね、麻由香ちゃん(笑)」
もはやすっかり遠慮をなくした男子は、究極の恥辱ポーズを命令した。
 
 「えー、それはちょっと可哀想かも。」
陽菜はやはり笑顔を浮かべたままで言った。
「でも、ちょっと見てみたいかな。いつもお上品な麻由香先輩の過激ポーズ(笑)」

 「それじゃあ、早速、お願いしまーす、先輩。あ、その格好のまま、寝っ転がって、脚を顔の両側に挟むように着けてくれればいいですよ。」
全裸にM字開脚ポーズを強要されて必死に股間を隠す麻由香を見下ろしながら、美加は更に非情な命令を淡々と告げた。

 「え、こ、このまま、寝っころがるって・・・脚を顔の両側にって・・・」
あまりに非常識なポーズの要求に、しばらく真意が理解できない麻由香だったが、だんだんとその意味するところが分かり、恥辱に身体を震わせた。
「そ、そんなの、無理よ! お、お願い、もうこれで許して!」
麻由香は正面からにやにや自分の身体を見つめる男子達に向かって叫んだ。

 「あら、これで許して欲しいんですか、先輩? それならそれでもいいですよ。」
陽菜があっさり言った。一瞬、麻由香の顔がほっとするのが目に入った。
「その場合、その格好で手をどけてもらって皆に披露することになりますが、その方がいいですか? もちろん、写真とビデオにもちゃんと記録してもらいますよ、『本条麻由香は露出狂です、私の嫌らしいオマンコ、よく見てください』ってね(笑)」
陽菜ちゃん、そこまで言わなくてもいいのに、鬼だなあ、と男子達の笑いが続いた。

 「わ、分かりました、やります・・・」
陽菜に抵抗できないことを再度思い知らされた麻由香は、羞恥と屈辱を堪えながらそう言うしかなかった。・・・しかし、そこで麻由香は固まった。このまま、寝っ転がって、さらに後転のようなことをして弾みを付けなければ、言われたポーズはできない。その途中で少しでもバランスを崩したり、手を滑らせたりしたら、女性として最も秘すべき部分を、この場の全員の視線に晒すことになってしまう・・・

  麻由香が躊躇っていると、陽菜と美加が両側に立ち、いきなり麻由香の片足ずつを持った。
「それじゃあ、先輩、行きますよ! せーのっ!」
二人は声を合わせて、麻由香の脚が開いた状態のまま、高く持ちあげた。さらにそれを麻由香の体の側に思い切って倒し、一気にまんぐり返しのポーズを完成させた。

 「い、いやあっ!」
二人の意図をぎりぎりで悟った麻由香は、秘部を覆う右手を伸ばして、何とか尻の穴までを覆った。しかし、全裸の身体を折りたたまれ、裸の下半身を宙に向かって突き出すあられもないポーズを男子達に見下ろされる恥ずかしさは、二つの穴を何とか手で隠しただけでは少ししか減じていなかった。
「や、やめて、こんな格好! は、早く離して」
麻由香は、脚を床に強く押し付けたまま離さない美加と陽菜に向かって言った。

 しかしそれは、男子達にとってはまさに夢のような光景だった。進学校のS高校でトップクラスの成績を取り、新体操では全国クラスの実力の美人お嬢様が、目と鼻の先で全裸まんぐり返しにされているのだ。胸と股間以外は、柔らかい尻も、横乳も、くびれたウエストも、全ての肌が男達の視界に晒されていた。

 そして、田之倉達は、カメラとビデオで意地悪な撮影をすることに全く遠慮していなかった。屈辱に震える麻由香に遠慮なくレンズを近付け、乳房と尻の穴と秘部以外の全てを記録していった。
「お、おおっと・・・麻由香ちゃん、ちょっとスクリーンを見てみな」
田之倉は、唇の端に小さな笑みを浮かべ、麻由香に囁いた。

 「・・・え、あ、いや、そんなっ!」
麻由香はスクリーンを見て悲鳴を上げた。そして身体を上げ、右手を必死に動かした。
「だ、だ、駄目ぇ、ああ、どうしてっ!?」
しかし、手の先を尻の穴まで届くように伸ばした結果、股間の上部を庇うものは麻由香の細い腕だけしかないのはどうすることもできなかった。そして、その隙間から、麻由香の恥毛の上部がちらちらと見えているのを、どう頑張っても隠し切ることができなかった。必死に股間を見ながら右手を左右に動かすが、どうしてもどちらかの毛が見えてしまう。

 そして、その視界には、否が応でも、ニヤニヤと自分の陰毛を見ている男子達と、そこを容赦無く狙う田之倉の冷徹なレンズが入ってきた。麻由香は、女性として最も大事な部分を既に犯されているような錯覚を感じ、いやいやをするように首を左右に振っていた・・・それはまさに、処女を奪われようとしている乙女の抗いの表情であり、男達を更に興奮させずにはおかなかった・・・麻由香ちゃん、きっとあの時はこんな顔するんだ・・・


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